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リハビリコラム

2022-06-13 15:30:00

知っておきたい!脳卒中の患者さんが使用する短下肢装具の効果

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です。

 

 

今回は脳卒中の患者さんが使用する
短下肢装具の効果を解説したいと思います!


※短下肢装具とは?
足に装着する装具のことです。

 

 

「装具を作製したけれど、
どんな効果が
あるのだろう?」
疑問に思ったことはありませんか?


この疑問に答えたChooらの
論文を紹介したいと思います!

 

 

この論文では・・・
短下肢装具を装着することによって
歩行速度、歩幅、バランスを含む
歩行能力、
歩行時の足関節、膝関節、
股関節の角度にどのような影響が
あるのかを調査しています。

 

 

その結果・・・
短下肢装具を使用することで
歩行速度、バランスを含む歩行能力が
向上し、
歩幅も拡大、歩行時の足首や
膝関節の角度が
大きくなることが
わかりました。


つまり・・・
足の装具を使用することで、
歩行能力が向上することがわかりました。

 

 

短下肢装具には、
プラスチック製、金属製、
カーボン製などの材質があります。

継手(足首の関節に相当する部分)が
あるもの、ないものもあり、ベルトの
本数、装具の長さ、形
も様々です。

中にはお風呂専用の装具もあります。

 

 

歩行能力向上のためだけでなく、
拘縮の予防、歩行時のつま先の
ひっかかりを防止するためなどを
目的として作製されることもあります。


痙縮、感覚障害、つま先を上に挙げる力
(背屈といいます)、足首の
関節の柔らかさ、
むくみの状態などや生活状況、想定される
使用環境を踏まえて作製することが
大切だなと感じています。


※拘縮とは?
関節や筋肉が固くなってしまうことです。

※痙縮とは?
手や足が突っ張ってしまったり、
筋肉がこわばってしまう症状です。

 

 

私が病院に勤めていた頃、
退院した患者さんから装具の相談を
受けることがとても多くありました。


そのため、退院後の装具の悩みを
解決できるような体制を医師や
義肢装具士の方と相談し
立ち上げた経験もあります。


リハビリ専門職として、
装具を作製したら終わりではなく、
他の職種と連携しその後のフォローも
必要と考えています。

 

 

本コラムでは脳卒中の患者さんの
短下肢装具の効果を解説しました。


皆さまの少しでもお役に立てましたら
とても嬉しいです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(執筆日:2022年6月20日)
(更新日:2023年1月1日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献

1)Choo YJ, Chang MC. Effectiveness of an
ankle-foot orthosis on walking in patients
with stroke: a systematic review and
meta-analysis. Sci Rep. 2021 Aug 5;11(1):
15879. doi: 10.1038/s41598-021-95449-x.
PMID: 34354172; PMCID: PMC8342539.

 

 

 

 

2022-06-11 15:01:00

知りたい! 後ろ歩きの練習は、どんな効果があるの?

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です。

 

 

本コラムでは、後ろ歩きの練習をすると
どんな効果が
期待できるのかを
解説します!

 

 

<脳卒中>

Chenらによると・・・

<内容>
・後ろ歩き
・後ろ歩き+従来のリハビリ

<頻度・時間・期間>
週3~8回・10~30分・1~3週間

歩行速度・ケイデンス(一定時間の歩数)・
マヒ側の歩幅・歩行の対称性・バランス・
歩行能力の向上したとしています。



Wenらによると・・・

<内容>
・後ろ歩き
・従来のリハビリ(運動)

<頻度・時間・期間>
週3~6回・30~40分・3~4週間


前方への歩行練習+従来のリハビリを
行った場合に比べて、歩行速度・ケイデンス
(一定時間の歩数)・バランス・マヒ側の歩幅が
向上したと報告しています。


Chenらの報告の結果と、似ていますよね!


Changらのパイロット研究によると・・・

<内容>
・トレッドミルでの後ろ歩き
・従来の理学療法

<頻度・時間・回数>
週3回・30分・4週間


従来の理学療法では、6分間歩行距離が
延長するのみだったのに対して、
後ろ歩きの練習を行ったグループは、
バランス・歩行能力・歩行速度・
6分間歩行・FVC(肺活量)やFEV1.0
(呼吸量)などの肺機能の改善
得られたと報告しています。

 

 

<注意点>
研究によっては、
介入群(後ろ歩きを実施した)も
対照群(後ろ歩きを実施しない)においても
介入方法が統一されていない場合もある点に
注意が必要です。


どういうことかというと
比較対象となったグループ(対照群)も
歩行練習や従来のリハビリを行っている
場合もあるため、そのことが結果に
影響を及ぼしている可能性があります。


後ろ歩きを練習する場合は、
練習の特性上、転倒に十分な
注意が必要です。


現在、リハビリを行っている方でしたら
担当スタッフにご相談いただくのも
良いかも知れません!

 

 

今回は脳卒中の患者さんが行う
後ろ歩きの効果を解説しました。

 

 

本コラムが皆さまの少しでもお役に
立てましたら
とても嬉しいです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(執筆日:2022年6月16日)
(更新日:2023年9月8日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献

1)Chen, Ze-Hua et al.
“Effectiveness of backwardwalking for people
affected by stroke: A systematicreview and
meta-analysis of randomized controlled trials.
” Medicine vol. 99,27 (2020): e20731. doi:10.1097/
MD.0000000000020731

2)Wen, Hongwei, and Min Wang.
“Backward Walking Training Impacts Positive Effect on
Improving Walking Capacity after Stroke: A Meta-Analysis.
” International journal of environmental research
and public health vol. 19,6 3370. 12 Mar. 2022,
doi:10.3390/ijerph19063370

3)Chang, Ken-Wei et al.
“The Effect of Walking Backward on a Treadmill on
Balance, Speed of Walking and Cardiopulmonary Fitness
for Patients with Chronic Stroke: A Pilot Study.”
 International journal of environmental research and
public health vol. 18,5 2376. 1 Mar. 2021,
doi:10.3390/ijerph18052376

4)Moon, Yiyeop, and Youngsook Bae.
“The effect of backward walking observational training
on gait parameters and balance in chronic stroke:
randomized controlled study.” European journal of
physical and rehabilitation medicine vol. 58,1 (2022):
9-15. doi:10.23736/S1973-9087.21.06869-6

5) Bansal, Kanika et al.
“Does Falls EfficacyInfluence the Relationship Between
forward and Backward Walking Speed After Stroke?.” 
Physical therapy vol. 101,5 (2021): pzab050.
doi:10.1093/ptj/pzab050

 

 

 

 

2022-03-21 10:42:00

知っておきたい!脳卒中の患者さんのトレーニング効果

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です。

 

 

本日は脳卒中の患者さんの
トレーニング効果を解説します!

 

 

当施設の近くには女性専用の
スポーツジムがあります。
多くの女性が開店前から
お店の前に並んでいます。


昨今では、健康関心が高まっているためか
普段からランニングをしたり、
スポーツジムで体を鍛えたりする方も
前より多いのかなと思います。

 

 

では脳卒中の患者さんが筋力トレーニングや
有酸素運動などのトレーニングを行うと
どのような効果があるのでしょうか?


この疑問にSaundersらが
答えています。


Saundersらはトレーニングを
筋力トレーニングや有酸素運動を
組み合わせたものと定義しています。

 

 

トレーニングの効果を調査するために
死亡数・日常生活の自立度・歩行能力
などがどのように変化するのかを
検討しています。

※日常生活の自立度とは?
日常生活において患者さん
自身で
どのぐらい行えるのかを表すものです。

 

 

この論文はかなりボリュームが多いので
要点を絞ってお伝えしたいと思います。


結果は・・・
①有酸素運動は歩行能力や
 バランス能力などを
改善させる
 可能性がある。


②筋力増強運動はバランス能力を
 改善させる可能性がある。


③有酸素運動と筋力増強運動の両方を
 行った場合は歩行能力やバランス能力を
 改善させる可能性がある。

 

 

私なりにまとめると、
トレーニングの方法によって
効果の期待できる項目に
(歩行能力やバランス能力)
違いがあるということが
言えるかと思います!

 

 

実際にトレーニングを行う際は、
体の状態、目標を踏まえて、
どのようなトレーニングをどのぐらいの
期間に行うことで効果が期待できるのかを
吟味しなくてはなりません。

 

 

本コラムでは脳卒中の患者さんの
トレーニング効果を解説しました。

 

 

皆さまの少しでもお役に
立てましたら
とても嬉しいです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(執筆日:2022年5月14日)
(更新日:2023年12月4日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献

1)Saunders DH, Sanderson M, Hayes S, et al.
Physical fitness training for stroke patients. 
Cochrane Database Syst Rev. 03 20 2020;3:
CD003316. doi:10.1002/14651858.
CD003316.pub7

 

 

 

 

2022-03-19 17:57:00

転倒の恐怖感に対する運動の効果

 

歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です。

 

 

「転ぶのが怖い」
「転びたくないから外に出たくない」
実際に患者さんから伺ったことです。


一度転ぶ経験をしてしまうと
余計に恐怖を感じてしまうものでは
ないでしょうか。

 

 

本コラムでは転倒の恐怖感に対する
運動の効果を
解説したいと思います。


転倒恐怖感の最新版はこちら>>

 

 

今回はKendrickらの論文を
紹介したいと思います!

 

 

今回の研究では65歳以上で、
過去に脳卒中の発症、骨折を
経験したことのない方が参加しました。


実施された運動には筋力トレーニングや
有酸素運動、バランス練習など
様々な方法が行われていました。

 

 

その結果・・・
運動を行うと運動直後から転倒恐怖感を
減らせることが明らかになりました。


しかし・・・
運動実施後、日にちが経過すると
運動の効果も徐々に少なくなると
いうこともわかっています。

 

 

2025年には、団塊の世代が
75歳以上になります。
>>厚生労働省 我が国の人口について


厚生労働省の国民生活基礎調査に
よると、骨折・転倒は介護が必要になった
原因の上位を占めています(2位または3位)。
>>厚生労働省 2019年国民生活基礎調査
(Ⅳ介護状況のファイルを開くと
ご覧になれます)


この2つのことを踏まえると、
今後骨折・転倒によって介護が
必要になる方がますます増えてくることが
予想できるのではないでしょうか。

 

 

「転倒を減らすこと」
単純なことではないのかもしれませんが、
重要な社会的な課題と認識しています。

 

 

私の考えですが・・・
①筋力やバランス能力など身体機能が変化
②転倒恐怖感が高まる
③活動量が減少
④転倒しやすい状態になる
⑤転倒する

以上の流れで、転倒が発生していると
考えています。


転倒を経験すると、さらに転倒恐怖感が
高まり、活動量も少なくなって転倒しやすい
状態となる負の連鎖が生じると思われます。
その負の連鎖をどこかで断ち切らないと
いけません。

 

 

以前、コラムに書いておりますが、
運動には転倒予防の効果もあります!

>>転倒は運動で予防できる!?

 

 

Kendrickらの論文では、
転倒の恐怖感に対する運動の効果が
あると思われますが、課題になるのが
効果の持続性です。


そのため、身体機能に合わせて、
運動を「継続的に」行うことが
必要なのかも
しれません。
効果がすぐに表れない場合もあるため、
「継続性」も課題の1つかなと
認識しています。


運動も大切ですが、活動量を
確保する視点も大切だなと現場で
実感しています。

 

 

本コラムでは転倒の恐怖感に対する
運動の効果を
解説しました。


皆さまの何かのお役に立てましたら
とても嬉しいです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(執筆日:2022年6月14日)
(更新日:2023年3月3日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献

1)Kendrick D, Kumar A, Carpenter H,et al.
Exercise for reducing fear of falling inolder
people living in the community. 
Cochrane Database Syst Rev.
Nov 28 2014;(11)
:CD009848.
doi:10.1002/14651858.CD009848.pub2

2)厚生労働省 国民生活基礎調査(令和元年)
(2022年3月20日閲覧
)

3)
厚生労働省 我が国の人口について
(2022年3月20日閲覧
)

 

 

 

 

2022-03-18 10:44:00

どっち?変形性膝関節症にテーピングは効果あるの?効果ないの?

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です。

 

 

今回のコラムでは変形性膝関節症に対する
テーピングの効果を解説したいと思います。

 

 

スポーツが好きな方であれば、
お相撲さんやサッカー選手が関節の周りに
テープをつけているのを見たことが
あるのではないでしょうか。


テーピング用品はドラッグストアや
通販でも購入することができます。

 

 

スポーツの現場やケガの応急処置としても
用いられるテーピングは果たして、
変形性膝関節症の症状にも効果が
あるのでしょうか?


Mahanedらによると・・・

<実施内容>
・テーピング
・TENS(電気刺激療法)
・運動(筋トレやバランストレーニング)

<頻度・期間>
週2回・6週間

運動と電気刺激療法を行った場合に比べ
関節可動域や痛みがより改善が得られた
報告しています。


MAOらに報告によれば・・・

<実施内容>
・テーピング
・理学療法
・薬物療法


理学療法のみ、偽のテーピングを行った
場合に比べて、痛みや筋力(等速性収縮)

改善が得られた
と報告しています。


Wuらによれば・・・

<実施内容>
・テーピング
・運動

<頻度・期間>
4日~毎日・14日~6週間

(幅があるのは、この論文の種類が
メタアナリシスであるためです。)
メタアナリシスは論文のいわば総集編
と言えます。


運動のみを行う場合と比較して痛みの
緩和が得られると報告しています。


Luらによれば・・・

<実施内容>
・テーピング

<期間>
1週間~6週間

偽のテーピングを行った場合と比較して
安静時や歩行時の痛みが軽減し、
WOMAC(膝関節の状態)、関節可動域の
改善が得られたとしています。

 

 

ここまでくると、テーピングは効果が
ありそうとも思われますが、否定的な
論文もあります。


Donecらによると・・・

<比較対象>
テーピング VS 偽のテーピング

両グループともにKOOS(膝関節の状態)や
関節可動域や歩行速度の改善が得られたが、
グループ間(テーピングと偽の比較)では
有意差なしとされています。

しかし、テーピングを行った場合、
(偽テーピングを行った場合に比べて)
関節症の症状や関節可動域の効果に対する
満足度は高かったと報告しています。


Oğuzらによれば・・・

<比較対象>
運動+テーピング VS 運動

<頻度>
週3回・6週間
両グループともに、痛みや
WOMAC(膝関節の状態)の改善が得られたが
グループ間では有意差がなしとしています。

またCOMPやMMP1・MMP3のような
膝関節症の重症度や進行度を表す血液データは
運動直後には高くなる傾向があったが、
介入による効果はみられなかったと
しています。


Wageckらによれば・・・

<内容>
・テーピング 

<実施期間>
・4日間


テーピングを行った場合、
偽のテーピングを行った場合と
比較して筋力やWOMAC(膝関節の状態)に
有意差はなしとしています。

 

 

まとめると・・・
テーピングを実施する場合には、運動や
電気刺激療法などを
組み合わせて行う方が
良いかも知れません。


否定的な論文は、ランダム化比較試験で
あり、論文の総集編であるメタアナリシスを
見る限り、全体として一定の効果が
得られるのかなと思います。


研究間で差があるのは、テーピング方法や
介入期間に違いがあるためなのかも
知れませんし、関節症の重症度別に
分類すると、違った結果になるかも
知れません。


今後の情報が見逃せません!

 

 

変形性膝関節症の患者さんにテーピングを
行うときは、
方法や実施期間など、念密に
プランニングする必要がありそうです。


もし患者さんで興味をもたれた方が
いましたら、担当スタッフの方に
ご相談いただくのも良いかも知れません。

 

 

今回は変形性膝関節症に対する
テーピングの効果を解説しました。

 

 

今回のコラムが少しでも皆さまの
お役に立てましたら嬉しいです。


最後までお読みくださり
ありがとうございました。

 

 

(執筆日:2022年6月16日)
(更新日:2024年5月27日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献

1)
Wang, Zhen et al.
“Effects of externally-applied,
non-pharmacological Interventions on
short- and long-term symptoms and
inflammatory cytokine levels in patients
with knee osteoarthritis:
a systematic review and network
meta-analysis.” Frontiers in immunology 
vol. 14 1309751. 14 Dec. 2023,
doi:10.3389/fimmu.2023.1309751

2) Mao HY, Hu MT, Yen YY, Lan SJ, Lee SD.

Kinesio Taping Relieves Pain and Improves
IsokineticNot Isometric Muscle Strength in Patients
with Knee OsteoarthritisA Systematic Review
and Meta-Analysis.Int J Environ Res Public Health.
10 04 2021;18(19)doi:10.3390/ijerph181910440

3)Wu H, Yao R, Wu J, Wen G, Wang Y.
Does kinesio taping plus exercise improve
pain and function in patients with knee osteoarthritis?:
A systematic review and meta-analysis of randomized
controlled trials. Front Physiol. 2022 Sep 9;13:961264.
doi: 10.3389/fphys.2022.961264. PMID: 36160871;
PMCID: PMC9500481. 

4)Donec, Venta, and Raimondas Kubilius.

“The effectiveness of Kinesio Taping® 
for mobility and functioning improvement
in knee osteoarthritis: a randomized,
double-blind, controlled trial.” 
Clinical rehabilitation vol. 34,7 (2020):
877-889. doi:10.1177/0269215520916859

5)Oğuz, Ramazan et al.
“Effects of Exercise Training Alone and in
Combination With Kinesio Taping on Pain,
Functionality, and Biomarkers Related to
the Cartilage Metabolism in Knee Osteoarthritis.
” Cartilage vol. 13,1_suppl (2021): 1791S-1800S.
doi:10.1177/19476035211007895

6)Wageck, Bruna et al.
“Kinesio Taping does not improve
the symptoms or function of older people
with knee osteoarthritis: a randomised trial.
” Journal of physiotherapy vol. 62,3 (2016):
153-8. doi:10.1016/j.jphys.2016.05.012

 

 

 

 

 

2025.05.12 Monday