歩行専門の自費リハビリ施設「アルコネクト 」

東京都北区東田端の歩行専門自費リハビリ施設「アルコネクト」

脳卒中(脳梗塞・脳出血)・骨折の後遺症・脊柱管狭窄症・

ひざの痛み・腰痛などのリハビリメニューをご提供!

OPEN 10:00-18:00   CLOSE Wed & Sun
 03-6693-0966
お問い合わせ

リハビリコラム

2022-09-27 11:22:00

パーキンソン病患者さんの歩行の特徴とは?

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!

 

 

本コラムではパーキンソン病患者さんの
歩行の特徴を解説したいと思います。

 

 

今回はKarpodini らの論文を
紹介したいと思います。

  

 

この論文はメタアナリシスと呼ばれる
複数の論文のデータを集めて統計学を
駆使して
統合する手法を用いています。

 

 

この研究では・・・
パーキンソン病の患者さんと
パーキンソン病などの病気を
患っていない方の歩行の違いが
調査されました。

 

 

その結果・・・
パーキンソン病患者さんは
①歩行速度の低下

②ストライド(2歩分の歩幅)低下
③両脚支持時間が延長
④遊脚(脚を前に出す)時間の短縮
⑤股関節の可動域が狭くなる


この5つが特徴として
挙げられました。

 

 

歩行速度や歩幅などの歩行パラメーターの
一側面を捉えたものになりますので、
パーキンソン病の患者さんの歩行を
ここだけ確認すれば良いというワケでは
ありません。



しかし歩行の課題を分析・整理したり、
リハビリメニューを立案するときに
参考になる論文かなと思います。

 

 

歩行分析は課題をみつけたり、
リハビリメニュー立案にとても
大事です。


しかし基本的にはセラピスト自身の
目でみて確認するもので、少なからず
経験によって解釈が歪められてしまう
こともあります(自分自身の経験として)。 


そのため、歩行分析以外の
検査(筋力やバランス制御能力など)を
組み合わせながら歩行時の課題を
分析することの方が良いなと
日々の利用者様とのリハビリの中で
感じています!

 

 

本コラムでは
本コラムではパーキンソン病患者さんの
歩行の特徴を解説しました。


本コラムが皆さまの何かの
お役に立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(更新日:2022年9月27日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献
1)Zanardi APJ, da Silva ES, Costa RR,
Passos-Monteiro E, Dos Santos IO, Kruel LFM,
Peyré-Tartaruga LA.
Gait parameters of Parkinson's disease compared
with healthy controls: a systematic review
and meta-analysis.
Sci Rep. 2021 Jan 12;11(1):752.
doi: 10.1038/s41598-020-80768-2.
PMID: 33436993; PMCID: PMC7804291.

 

 

 

 

2022-09-24 16:51:00

パーキンソン病患者さんに対するリハビリの効果を比較する

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!

 

 

本コラムではパーキンソン病患者さんに
対して行われた
①リズミカルキューイング
②ダンス
③筋力トレーニング
この3つの効果を解説したいと思います。

 

 

そこで今回はKarpodini らの論文を
紹介したいと思います。

  

 

この論文はメタアナリシスと呼ばれる
タイプです。


メタアナリシスは複数の論文のデータを
集めて統計学を駆使して
統合する手法です。

 

 

この研究では・・・
Hoehn-Yahr stageⅠ~Ⅳの
パーキンソン病患者さんが対象となり、
①リズミカルキューイング
②ダンス
③筋力トレーニング
この3つのいずれかのトレーニングを
行った研究が集められました。


※リズミカルキューイングでは、
タンバリンやメトロノーム、音楽などを
使って歩く練習を行うものです。

 

 

その結果・・・
リズミカルキューイングは、
歩行速度、ストライド長、
UPDRSパートⅢ(運動症状)

ダンスはストライド長、TUG(歩行能力)、
UPDRSパートⅢ(運動症状)

筋力トレーニングは、
TUG(歩行能力)、PDQ-39(生活の満足度)

それぞれに有意な差があることが
わかりました。


3つそれぞれの方法によって
影響(効果)がある項目が違うということも
言えるのではないかなと思います。

 

 

今回の論文では集めた研究間の結果の差が
大きいものもあるため、結果の解釈には
とても注意が
必要です。


結果に差があるということは、
「効果がある場合」
「効果がない場合」
この2つの場合があるということです。


実際に行うか否かについては
他の論文も集め、総合的にみて効果が
どのぐらい期待できるのかを検討する
ことがとても大切です!


また姿勢反射障害という症状が
あり、バランスを崩しやすくなって
いる場合があります。
やはりお体にあったリハビリを
行うことが大事ですね!


もし訪問リハビリや通所リハビリを
受けている方でしたら、スタッフの
方に、ご相談いただくのも良いかも
知れません。

 

 

本コラムでは
①リズミカルキューイング
②ダンス
③筋力トレーニング
この3つの効果についてを
解説しました。



本コラムが皆さまの何かの
お役に立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(更新日:2022年9月24日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献
1)Karpodini CC, Dinas PC, Angelopoulou E,
Wyon MA, Haas AN, Bougiesi M,
Papageorgiou SG, Koutedakis Y.
Rhythmic cueing, dance, resistance training,
and Parkinson's disease: A systematic review
and meta-analysis.
Front Neurol. 2022 Aug 9;13:875178.
doi: 10.3389/fneur.2022.875178.
PMID: 36034281; PMCID: PMC9413961.

 

 

 

 

2022-09-23 16:55:00

パーキンソン病患者さんの脊椎変形と歩行能力の関係とは?

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!

 

 

本コラムではパーキンソン病
患者さんの脊椎変形と歩行能力の
関係についてを解説していきたいと
思います。

 

 

そこで今回はNakamuraらの論文を
紹介したいと思います。

  

 

この研究では・・・
Hoehn-Yahr stageⅠ~Ⅳの
パーキンソン病患者さん32名が
参加しています。


参加された患者さんは、
脊柱側弯の程度(角度)、胸椎後弯、
胸腰椎後弯、
腰椎後弯の角度、大腿骨の
骨密度が計測されました。


パーキンソン病の運動症状には
 Unified Parkinson's Disease Rating Scale
(UPDRS)パートⅢ、歩行能力は
 
Timed Up and Go Test(TUG)が
検査されました。

 

 

脊椎(背骨)は頸椎・胸椎・腰椎の
3つのパートで構成されています。
頸椎は前方、胸椎は後方、腰椎は
前方に彎曲(わんきょく)していて、
横からみるとちょうどS字カーブに
なっています。


余談にはなりますが、このS字カーブに
よって背骨にかかる負担を減らしている
とも言われています。


側弯は背骨が左右に彎曲している
状態です。

 

 

UPDRSはパーキンソン病の症状を
とらえるために開発された検査です。
運動症状だけでなく精神面や
日常生活などの影響もみることができます。


最近ではMDS-UPDRSという改良版も
開発されています。

 

 

TUGというのは、
①椅子から立ち上がる
②歩いて3m先のコーンを回る
③椅子に座る


この①~③にかかる時間を
計測し歩行能力をみる検査です。

 

 

研究の結果・・・
歩行能力(TUG)は運動症状や腰椎前弯、
骨密度が関連していることがわかりました。

 

 

この結果をみると、リハビリ専門職のみ
ならず医師や看護師などの他職種の
連携が大切なことがわかります。

 

 

リハビリでは腰椎の柔軟性・運動を
引き出すことがポイントになるのかなと
思います。


さらに歩行練習を行うことで運動症状の
改善の可能性が示唆された研究も
報告されています。


>>パーキンソン病の患者さんが行う
歩行練習の効果とは?

 

 

本コラムでは
パーキンソン病患者さんの
脊椎変形と歩行能力の関係を
解説しました。



本コラムが皆さまの何かの
お役に立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(更新日:2022年9月23日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献
1)Nakamura Y, Machida Y, Hanawa H,
Kanai M, Asano S.
Analysis of Relationships between Spinal Deformity
and Walking Ability in Parkinson's Disease Patients.
Spine Surg Relat Res.
2019 Feb 28;3(4):348-353.
doi: 10.22603/ssrr.2018-0046.
PMID: 31768455; PMCID: PMC6834471.

 

 

 

 

2022-09-15 13:38:00

パーキンソン病の患者さんが行う歩行練習の効果とは?

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!

 

 

本コラムではパーキンソン病
患者さんのリハビリの1つ、
歩行練習の効果を
解説していきたいと思います。

 

 

そこで今回はCaiらの論文を
紹介したいと思います。

  

 

この研究では・・・
Hoehn-Yahr stageⅠ~Ⅲの
パーキンソン病患者さん27名が
参加しています。


参加された患者さんは、
自分のペースで
最低20分以上、週3回
または週60分の歩行練習を行うように
研究者より伝えられました。


歩行練習の効果を検証するため、
UPDRS-Ⅲといわれるパーキンソン病の
運動症状の検査やfunctional-MRIと呼ばれる
脳の
活動状態や結合性などの変化が
確認されました。
 

 

 

その結果・・・
①歩行練習後、UPDRS-Ⅲの得点が減少
(つまり運動症状の改善がみられた)


②歩行に関係する脳の部位である脚橋被蓋核
(PPN
)の結合性がUPDRS-Ⅲの得点変化と
関係性が
あることがわかりました。


さらにPPNの機能的な結合性減少は、
歩数や歩行時間とも関係していることも
わかっています。

 

 

歩行練習を行うことで脳の機能的な変化を経て
パーキンソン病の運動症状に良い効果が
得られる可能性があるかも知れません。


「じゃあ明日から歩く練習をしよう」と
思われた方、お待ちください!


お体の状態にお一人お一人で
違いがあります。


もし訪問リハビリやデイケアなどで
リハビリを行っている方でしたら
歩行練習の方法を担当の方に
相談いただくのも良いかも知れません。

 

 

本コラムでは
パーキンソン病患者さんが行う
歩行練習の効果を解説しました。


本コラムが皆さまの何かの
お役に立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(更新日:2022年9月15日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献
1)Cai J, Liu A, Wang Y, Tan SN, Chomiak T,
Burt J, Camicioli R, Hu B, McKeown MJ, Ba F.
Walking exercise alters pedunculopontine
nucleus connectivity in Parkinson's disease
in a dose-dependent manner. Front Neurosci.
2022 Aug 9;16:930810.
doi: 10.3389/fnins.2022.930810.
PMID: 36017180; PMCID: PMC9397130.

 

 

 

 

2022-09-13 11:09:00

パーキンソン病におけるピサ症候群の重症度と左右差の要因とは?

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!

 

 

本コラムではパーキンソン病
患者さんの
姿勢崩れの1つである
ピサ症候群の重症度と左右差の要因を
解説していきたいと思います。

 

 

そこで今回はHuhらの論文を
紹介したいと
思います。

  

 

この研究では・・・
体幹傾斜が10°以上あるピサ症候群を
呈するパーキンソン病患者さん54名が
参加しています。



参加された患者さんは、
・SVV(自覚的視覚性垂直位)
・BBS(バランス)
・UPDRS-Ⅲ(運動症状)
・MMSE(認知機能)
・レボドパ服薬量
・背部痛 
 などが検査・調査されました。
 

※SVVというのは実際の垂直位と
自分自身が感じる垂直位
(客観的垂直位)のズレを計測する方法です。



検査・調査されたデータを基に
ピサ症候群の重症度や傾く方向(左右)を
決定する要因について検討しています。

 

 

その結果・・・
①SVVが右側へ傾いている患者さんは
 SVVが左側へ傾いている患者さんに
 比べて体幹の傾斜が強い

②運動症状の少ない側へ傾く患者さんは
 運動症状の非対称性スコアが高い

③右側に体幹傾斜がみられる患者さんは
 SVVも右側へ傾斜している

④運動症状が右側に強いと左側へ傾く


この4つのことがわかりました。

 

 

パーキンソン病患者さんに
みられる
姿勢の崩れ。


その要因によってリハビリの内容も
変えなくてはならないのかも
知れません。


またSVVは研究のような
測定環境でなくてもバケツ法と
呼ばれる方法を用いることで現場で
実践されやすいのかなと
思っています。

 

 

本コラムでは
ピサ症候群の重症度と左右差の要因を
解説しました。


本コラムが皆さまの何かの
お役に立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(更新日:2022年9月13日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献
1)Huh YE, Seo DW, Kim K, Chung WH,
Kim S, Cho JW.
Factors Contributing to the Severity and
Laterality of Pisa Syndrome in
Parkinson's Disease.
Front Aging Neurosci. 2022
Jan 3;13:716990.
doi: 10.3389/fnagi.2021.716990.
PMID: 35046790; PMCID: PMC8761952.

 

 

 

 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ...
2022.09.27 Tuesday