歩行専門の自費リハビリ施設「アルコネクト 」

歩行専門”の自費リハビリ施設 『アルコネクト』

▸科学的な裏付けに基づくリハビリ

▸認定理学療法士の資格保有者が対応

▸完全予約制の個別対応
 03-6693-0966
お問い合わせ

リハビリコラム

2024-04-20 11:32:00

かかとを上げる運動って本当に大事なの?

アルコネクト代表
市川です!

 

 

歩行時の歩行速度を向上するためには
”推進力”が影響し、重要な役割を果すのが
「Trailing Limb Angle(TLA)」です。


TLAとは・・・
大転子から第5中足骨頭へのベクトルと
垂直軸のなす角度と定義され、
この角度が大きいほど、
推進力が大きいと言われています。

 

 画像1.png

 

さらに脳卒中の患者さんでは、
マヒ側の推進力と連続歩行距離(持久力)に
関係があるとも言われており、歩行の
リハビリテーションにおいて重要なテーマと
言えるかと思います。

 

 

推進力を考えたときに、
TLAとセットで大切なのが
足関節底屈(つま先を下げる)です。

 

 

画像3.png

 

 

TLAと足関節底屈との関係性をみると、
歩行速度を上げていくときに、影響が
大きいのがTLAとされています。

(TLA:足関節モーメント=3~4:1)


しかし、足関節底屈は歩行速度や
歩幅の変動との関係があるとも言われ、
TLAと比べて関与が小さいとはいえ、
重要な役割を果します。

 

 

足関節底屈筋力を筋力低下させた
シミュレーションでは、60%ほど
低下させると歩行に変化がみられた
としています。


つまり足関節底屈が十分に
発揮できない状態では、歩き方まで
影響があるということです。

 

 

では、足関節底屈の筋力を鍛えれば
推進力が上がるのか?


答えはノーです。

 

 

脳卒中患者さんのマヒ側の推進力は、
歩行速度と関連があったものの、
なんと足関節底屈筋力とは関係性が
低かったと言われています。

 

 

ポイントになるのが、
セントラルドライブです。


セントラルドライブは、
最大随意筋力(自ら出せる最大限の力)に
電気で補助して、限界を引き出した
ときの力です。

 

 

この力(セントラルドライブ)と
マヒ側の推進力には関係性があると
言われており、セントラルドライブが
大きい方が、推進力が高い傾向が
あったとしています。

 

 

筋トレに効果がないわけではありません。
筋トレを行うと、足関節底屈の筋力が向上・
歩行速度も上がります。


しかし力を調節に注目した
フォーストレーニングを行うことで、
歩行速度だけでなく歩幅の変動が
減少したとしています。


筋トレではみられなかった歩行の
質的な部分に効果がみられたのです。
ちなみにフォーストレーニングでは、
筋力向上はみられませんでした。

 

 

以上を踏まえると、ベースアップとして
筋トレを実施しつつ、歩き方の修正や
筋肉を使い方を練習する必要が
あるのかも知れません。

 

 

さらに歩行時の推進力は、腓腹筋・
ヒラメ筋・大腿四頭筋・そして大殿筋が
重要な役割をします。
さらに機能的な歩行を考えると中殿筋の
働きも見逃せませんし、歩行練習も大切です。

 

 

歩行速度向上には推進力が関係しながらも、
推進力が高い=歩行速度が速いということが
成り立たない場合があります。

 

 

少しややこしいですよね。


脳卒中患者さんでは、推進力は低くくても
非マヒ側(マヒの影響がない側)で頑張り、
歩行速度が速いことがあります。


特に、歩行速度が速くすればするほど
非マヒ側の頑張りが増したとされています。


練習場面では、その点に注意が
必要なのかなと思っています。

 

 

こちらの動画は、かかと挙げの練習を
行っているところです。


私が注意しているポイントは2点です。

①体幹や股関節など足関節以外の
 アライメントが整っているか?
 (悪い姿勢になっていないか)  

②挙げる高さ・速度を変化させる

 

 

本コラムが少しでも皆さまの
お役に立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

参考文献】 

1)Roelker, Sarah A et al.
“Paretic propulsion as a measure of walking
performance and functional motor recovery
post-stroke: A review.” Gait & posture 
vol. 68 (2019): 6-14. doi:10.1016/j.
gaitpost.2018.10.027

 

2)Awad, Louis N et al. “Paretic Propulsion
and Trailing Limb Angle Are Key Determinants
of Long-Distance Walking Function After Stroke.
” Neurorehabilitation and neural repair 
vol. 29,6 (2015): 499-508.
doi:10.1177/1545968314554625

 

3)Hsiao, HaoYuan et al.
“Mechanisms to increase propulsive force
for individuals poststroke.” Journal of
neuroengineering and rehabilitation
 vol. 12 40. 18 Apr. 2015,
doi:10.1186/s12984-015-0030-8

 

4)Waterval, N F J et al. “Validation of forward
simulations to predict the effects of bilateral
plantarflexor weakness on gait.” Gait & posture 
vol. 87 (2021): 33-42. doi:10.1016/j.
gaitpost.2021.04.020

 

5)Chung, Chul-Min et al.
“Determination of the Predictors with
the Greatest Influence on Walking in the Elderly.
” Medicina (Kaunas, Lithuania)
 vol. 58,11 1640. 13 Nov. 2022,
doi:10.3390/medicina58111640

 

6)Awad, Louis N et al.
“Central Drive to the Paretic Ankle Plantarflexors
Affects the Relationship Between Propulsion
and Walking Speed After Stroke.” Journal of
neurologic physical therapy : JNPT 
vol. 44,1 (2020): 42-48. doi:10.1097/
NPT.0000000000000299

 

 

 

 

2024-04-15 14:18:00

どうすれば良いの? 歩行時の骨盤後退に対するアプローチの考え方

 

 

アルコネクト代表
市川です!

 

脳卒中患者さんの歩行を観察していると、
マヒ側のお尻が
後ろへ引ける様子が
見られることがあります。


名称未設定のデザイン.png


お尻が引けることを骨盤後退
言うことがあります。



リハビリの担当者から指摘されるけれど、
どうすれば良いのか困っている方は
多いのではないでしょうか??

 

 

本谷らの報告では、骨盤後退は
①膝が曲がること
②内側ホイップ
(つま先を中心に踵が内側へクルっと動く)

③外旋歩行
(足を出す時につま先が外を向く)
この3つが関連するとも言われています。


私の経験としては、反対に膝が伸び切って
しまう(過伸展)の方も多いのかなと
感じています。

 

 

原因がはっきりしなければ、対処療法に
留まり、
なかなか改善しないこともあります。


どういうことかと言うと、
例えば骨盤後退がみられるとします。

その原因は・・・
①支える力が足りない?
②股関節が固い?
③足関節が固い?
④痛みがある?
⑤感覚障害がある?など
考えられます。


その中でもどうしてそうなっているのか、
支える力が足りないのはなぜか?
股関節が固いのはなぜか?というように
掘り下げていく必要があります。


私の肌感としては、原因は1つであることは
少ない印象です。


動画は当施設で行っているリハビリの一部です。




骨盤自体の動きを引き出しています。
ポイントは・・・
①胸郭が骨盤の動きに対して
安定している
②肩甲骨の位置が適切であること

③下側の下肢に力が入りすぎていない
などです。



利用者さんによって、練習の設定を微妙に
変えています。

 

 

本コラムが少しでも皆さまの
お役に
立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

参考文献】 

1)Motoya R et al.
Classification of abnormal gait patterns of poststroke
hemiplegic patients in principal component analysis.
Jpn J Compr Rehabil Sci 2021; 12: 70‐77

 

 

 

 

2023-12-01 21:22:00

脳卒中患者さんのバランス能力に対するリハビリ

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!

 

 

本コラムでは脳卒中患者さんのバランス能力に
対するリハビリを
解説したいと思います。

  

 

脳卒中患者さんの約80%に
バランス能力の低下がみられると
言われています。


バランス能力改善のために、
バランストレーニングや歩行練習を
行うことが多くあります。


しかしバランストレーニングや歩行練習の
方法は様々あるため、どのような
練習がバランス能力改善に良いのか
わかりません。


しかもバランスと一言でいっても、
①動的バランス
→体を動かしながらバランスを保つ

②静的バランス
→体を動かさずにバランスを保つ

③プロアクティブバランス
→体の動きを予期してバランスを保つ

④リアクティブバランス
→バランスを崩れた状態から回復する

バランスって複雑ですよね。
もしかしたらトレーニングの方法で
改善の得られるものが違うのかも知れません。


今回はZhang の論文を
紹介したいと思います!

 

 

Zhang らは脳卒中患者さんの
バランストレーニングや歩行練習の
効果を検証するために以下4つの
バランスに対する効果を調べました。


①バランス検査の結果
②動的バランス
③静的バランス
④プロアクティブバランス


そして・・・
介入方法としては、バランストレーニング・
歩行練習だけでなく、トレッドミル・ロボット・
外部キュー(視覚や聴覚など用いて)などを
組み合わせて行われた研究も
含まれていました。


その結果・・・

・バランス検査の結果
・動的バランス
・静的バランス
・プロアクティブバランス


それぞれで効果的な介入方法が
違うことが明らかになりました。


つまり・・・
のバランス能力に目標を定めるかによって
介入方法を変える必要がある
言えます。

 

 

この論文を読んで・・・
バランス検査の結果に囚われすぎないことも
大事かなと思いました。


なぜなら、バランス検査の結果に影響を
与えた介入方法と、その他のバランス
(動的バランス・静的バランス、プロアクティブバランス)
に影響を与えた介入方法には共通しない場合が
あるからです。


その点を踏まえると、実生活を見据えた
効果的な練習ができるのかなと
思いました。

 

 

本コラムでは脳卒中患者さんのバランス能力に
対するリハビリを
解説しました。
本コラムが皆さまの何かの
お役に立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(執筆日:2023年12月1日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献
1)Zhang M, Liang Z, Li Y, Meng J, Jiang X,
Xu B, Li H, Liu T.
The effect of balance and gait training on
specific balance abilities of survivors
with stroke: a systematic review and
network meta-analysis. Front Neurol. 2023
Nov 2;14:1234017. doi: 10.3389/fneur.2023.
1234017. PMID: 38020595; PMCID: PMC10653323.

 

 

 

 

 

2023-11-27 15:12:00

脳卒中患者さんの歩行開始時の姿勢制御

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!

 

 

本コラムでは脳卒中患者さんの歩行開始時の
姿勢制御についてを
解説したいと思います。

  

 

歩行を開始する前に、予期的(予測的)に
姿勢を安定するような働きが活性化されます。
それを予測的姿勢制御(APAs)と言います。


歩行だけでなく、動作全般にAPAsが
働くとされています。


今回はDelafontaineの論文を
紹介したいと思います!

 

 

Delafontainereは脳卒中患者さんの
歩行開始時の姿勢制御について、
研究しました。


その結果・・・

マヒ側の脚を先に出すと・・・
マヒ側の前脛骨筋と中殿筋の働きが低下し、
足圧中心の移動と身体重心の加速が
減少することがわかりました。

またマヒ側の中殿筋が働きにくいことによって
非マヒ側の内転筋群が強く働くことも
わかりました。


一方、マヒ側の脚が後ろだと・・・
歩行開始時にバランスがとりにくくなる
しています。


つまり・・・
前に進むための力が働きにくいことが
わかります。

 

 

この論文を読んで・・・
歩行改善のため、歩容を分析するには
歩行開始時のアライメントがとれるのか、
とるためにどの部位にサポートが必要なのか
など考える必要がありそうです。

そのことを踏まえて、その他の検査・
評価と合せてリハビリのメニューを
立案する方が良いのかなと思いました。

 

 

本コラムでは脳卒中患者さんの
歩行開始時の姿勢制御についてを
解説しました。


本コラムが皆さまの何かの
お役に立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(執筆日:2023年11月27日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献

1)Delafontaine A, Vialleron T, Hussein T,
Yiou E, Honeine JL, Colnaghi S.
Anticipatory Postural Adjustments
During Gait Initiation in Stroke Patients.
Front Neurol. 2019 Apr 17;10:352.
doi: 10.3389/fneur.2019.00352.
PMID: 31057474; PMCID: PMC6478808.

 

 

 

 

 

2023-11-27 11:22:00

前庭リハビリテーションって何?~脳卒中患者さんに対する効果~

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!

 

 

今回は脳卒中患者さんに対する
前庭リハビリテーションの効果を
解説したいと思います。

 

 

 

前庭リハビリテーションという言葉を
初めて聞いた方もいらっしゃるかと
思います。


実は1940年代、今から80年以上の
Cawthorne―Cooksey exerciseに
由来するリハビリです。


あまり馴染みがないのは、その重要性は
認識されながらも、日本では最近になり、
研究会の立ち上げやガイドライン作成が
行われたからかと思います。

 

前庭リハビリテーションとは?

 

前庭は平衡感覚を保つために必要です。


腕・脚・首・目の動きと関係があり、
姿勢を保つために働きます。


これらの調整がうまくいかなくなると
めまい、ふらつきなどが見られるように
なります。


前庭リハビリテーションの代表的な
エクササイズの種類には・・・


①適応
②慣れ
③代償(代用)
この3つがあります。


①適応・・・
目や頭を動かすことによって、前庭機能の
働きの改善を目指すものです。


代表的なエクササイズは、
『Gaze Stability Exercise』です。


1つの文字を見続けて、頭を動かしたり、
右(上)と左(下)に文字を配置して目だけを
動かすエクササイズなどがあります。


②慣れ・・・
めまいの起こる頭の動きや動作を
繰り返し、練習を行います。


めまいの起きる動きを繰り返すのは
正直驚きました。
めまいが強い場合やすぐにめまいが
誘発される場合は実施が難しいことが
あるのかなと思います。


③代償(代用)
低下した前庭機能を他の機能で補うために
バランス練習や歩行練習を行います。

 

 

1.前庭リハビリの効果

 

Mitsutakeらによれば・・・

脳卒中患者さんの場合、頭を能動的に
(意識をもって)
動かしているときの
立位バランスは不安定に
なりやすいと
言われています。


私の解釈になりますが、歩行しながら
横に顔を向けたり、後ろを向いたりすると
ふらつくと言えるかも知れません。



脳卒中患者さんが前庭リハビリを行うと
バランス能力や歩行能力に対する効果を
検証した研究は数多くあります。

 

 

1) Meng らによると・・・

<内容>
通常のリハビリ+前庭リハビリ


4週間以内の介入(リハビリ)によって、
バランス能力や歩行能力が向上すると
報告しています。

 

 

2)Zhaoらによると・・・

<内容>
・Gaze Stability Exercise
・通常の理学療法

<頻度・時間・期間>
週5回・30分・4週間


バランス能力・歩行能力・
マヒ側の脚の振り出し(遊脚期)や
対称性が改善したと報告しています。

 

 

3) Ghaffariらによると・・・


<内容>
・前庭リハビリ

<頻度・時間>
週3回・60分


疲労感・抑うつ・日常生活動作の
自立度の改善がみられたとしています。

 

 

4) Ekvallらによると・・・

<内容>
・前庭リハビリ
・通常のリハビリ


めまい症状のある脳卒中患者さんに
対して前庭リハビリを行うことで、
通常のリハビリのみと比較し、
自己評価による健康状態が改善した
報告しています。

 

 

5) Sanaらによると・・・

<内容>
・前庭リハビリ

<頻度・期間>
週3回・8週間


前庭リハビリを行った場合でも、
比較対象のVirtual Reality(VR)を
用いたリハビリでも歩行能力・
バランス能力・めまいの障害度合いが
改善したと報告されています。


特に前庭リハビリでは、めまい症状の改善、
VRでは、歩行能力やバランス能力の改善
役立てられたとしています。

 

 

まとめると・・・
前庭リハビリを実施すると、
バランス能力や歩行能力の改善が
得られる可能性があると言えます。


しかし・・・
実施方法やトレーニングの
組み合わせ・実施期間によっても
効果が異なるようですので、
実施内容の吟味が必要かと思います!

 

 

本コラムをお読みになり、前庭リハビリに
興味をもたれた方は、担当スタッフに
ご相談いただくのをお勧めします!

 

 

今回は脳卒中患者さんに対する
前庭リハビリテーションの効果を
解説しました。


本コラムが皆さまの何かの
お役に立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(執筆日:2023年11月27日)
(執筆日:2024年6月6日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献

1)Mitsutake, Tsubasa et al. “The Control of Postural Stability
during Standing is Decreased in Stroke Patients during Active
Head Rotation.” Journal of physical therapy science 
vol. 26,11 (2014): 1799-801. doi:10.1589/jpts.26.1799


2)Meng, Lijiao et al. “Vestibular rehabilitation therapy
on balance and gait in patients after stroke:
a systematic review and meta-analysis.” 
BMC medicine vol. 21,1 322. 25 Aug. 2023,
doi:10.1186/s12916-023-03029-9


3)Zhao, Ruoxin et al. “Effects of Gaze Stabilization
exercises on Gait, Plantar Pressure, and Balance Function
in Post-Stroke Patients: A Randomized Controlled Trial.” 
Brain sciences vol. 12,12 1694. 9 Dec. 2022,
doi:10.3390/brainsci12121694


4)Ghaffari, Amin et al. “The Effects of Vestibular
Rehabilitation on Poststroke Fatigue: A Randomized
Controlled Trial Study.” Stroke research and treatment
 vol. 2022 3155437. 31 Aug. 2022,
doi:10.1155/2022/3155437


5)Ekvall Hansson, Eva et al. “Vestibular rehabilitation
for persons with stroke and concomitant dizziness-
a pilot study.” Pilot and feasibility studies 
vol. 6 146. 30 Sep. 2020,
doi:10.1186/s40814-020-00690-2


6)Sana, Vishal et al. “Effects of vestibular
rehabilitation therapy versus virtual reality
on balance, dizziness, and gait in patients with
subacute stroke: A
randomized controlled trial.”
 Medicine vol. 102,24 (2023): e33203.
doi:10.1097/MD.0000000000033203

 

 

 

 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ...
2024.11.21 Thursday