歩行専門の自費リハビリ施設「アルコネクト 」

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リハビリコラム

2022-10-14 17:13:00

腰痛の患者さんは歩き方も変化する!?

 

こんばんは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!

 

 

本コラムでは腰痛がある方と
腰痛がない方の歩き方の違いを
解説したいと思います。

 

 

今回はSmithらの論文を
紹介したいと思います。


システマティックレビュー及び
メタアナリシスの論文です。


端的に言うなれば、
論文をたくさん集め、その結果を
まとめたものです。

 

 

この研究では・・・
急性腰痛、慢性腰痛の患者さんの両方を
合わせて腰痛の患者さんとしています。

 

 

腰痛を患っている方の
(患っていない方と比べた時の)
歩行の特徴は・・・

①歩行速度がゆっくり
②歩幅が狭い
③歩行できる距離が短い
④胸部と骨盤の動きが乏しい
⑤脊柱起立筋の活動が高い

などがあることがわかりました。


④について追記しますと、
腰痛のない方は歩行速度を上げていくと
胸部と骨盤はお互いに逆方向へと
動きます。


例えば、胸部が右に回旋したら、
骨盤は左に回旋するということです。


しかし腰痛のある方は、
同じ方向へと動くようになります。

 

 

腰痛は様々な原因で起きます。
例えば筋肉、関節、神経など
様々な原因があります。


原因によっても歩き方の特徴も
違いがあるのかもしれません。


ただ歩き方の特徴を知っておくことで
リハビリを行う上での糸口になると
考えています。

 

 

本コラムでは、
腰痛がある方と腰痛がない方の
歩き方の違いを
解説しました。


本コラムが皆さまの何かの
お役に立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(更新日:2022年10月14日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献
Smith JA, Stabbert H, Bagwell JJ, Teng HL,
Wade V, Lee SP.
Do people with low back pain walk differently?
A systematic review and meta-analysis.
J Sport Health Sci. 2022 Jul;11(4):450-465.
doi: 10.1016/j.jshs.2022.02.001.
Epub 2022 Feb 10.
PMID: 35151908; PMCID: PMC9338341.

 

 

 

 

2022-10-07 20:02:00

神経性跛行を生じている患者さんへのリハビリの効果

 

こんばんは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!

 

 

本コラムでは神経性跛行を生じている
患者さんに対するリハビリの効果を
解説したいと思います。

 

 

今回はWilliamsonらの論文を
紹介したいと思います。

 

 

この研究では・・・
神経性跛行(はこう)がみられる
患者さん438名が対象となりました。


神経性
跛行とは・・・
跛行とは、歩いている姿(形)が
崩れてしまうことです。


例えば、脊柱管狭窄症の患者さんは
神経が圧迫されることで、痛みや
しびれが生じて長く歩くことが
難しくなることがあります。

 

 

この研究に参加された患者さんは
①BOOSTプログラムグループ
(運動+心理プログラム+自主トレ)


②BPAグループ
(個別のアドバイス+自主トレ)

この2つのグループに振り分けらました。


それぞれの効果を検証するために、
①Oswestry Disability Index
 (ODI)
→腰痛がどのぐらい日常生活に影響を
 与えているのか知る検査

②6 分間歩行テスト
→6分間でどのぐらいの距離を
 歩けるのかを知る検査

③Short Physical Performance Battery
 (SPPB)
→全体的な身体機能をみる検査

④握力
などが2つのグループに分けられたときから
6ヶ月目・12ヶ月目検査されました。

 

 

その結果は・・・
ODI:
6ヶ月時点でBOOST プログラムを
行ったグループとBPAグループで
有意な差があった。


6分間歩行とSPPB:
6 ヶ月と 12ヶ月時点で、
BOOST プログラムを行ったグループと
BPAグループで有意な差があった。



握力:
6ヶ月
時点で BOOST プログラムを
行ったグループとBPAグループで
有意な差があった。


全体としてBOOSTプログラムを
行ったグループの方が
(BPAグループよりも)
改善が得られる可能性があると
いうことが言えます。


個人的にはBOOSTを行うと
どのぐらいの効果が得られるのか、
その大きさが気になるところです。

 

 

筋力トレーニング、バランス練習などの
運動と心理的なサポートを並行して
行うことが必要かも知れません。


※ここでの心理サポートとは
正しい知識を身につけたり、
ディスカッションを行うことです。

 

 

本コラムでは、神経性跛行を
生じている患者さんへの
リハビリの
効果を解説しました。


本コラムが皆さまの何かの
お役に立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(更新日:2022年10月7日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献
1Williamson E, Boniface G, Marian IR at al;
BOOST Research Group. The Clinical Effectiveness
of a Physiotherapy Delivered Physical and
Psychological Group Intervention for Older Adults
With Neurogenic Claudication:
The BOOST Randomized Controlled Trial.
J Gerontol A Biol Sci Med Sci. 2022 Aug
12;77(8):1654-1664. doi: 10.1093/gerona/glac063.
PMID: 35279025; PMCID: PMC9373932.

 

 

 

 

2022-07-16 13:47:00

慢性腰痛には電気刺激療法が効果的?

 

脳卒中・整形外科疾患の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です。

 

 

突然ですが・・・
慢性的な腰痛には電気刺激療法は
効果的なのでしょうか??
(疑念ではなく私の疑問です)


今回は、この疑問に答えたWuらの
論文を紹介したいと思います。

 

 

この研究では慢性腰痛の患者さんを
対象として、TENS(テンス)と呼ばれる
電気刺激の効果を検証しています。


実は電気刺激の方法はたくさんあります。
TENSはその中の1つです。


効果を検証するために、偽物の電気刺激や
TENS以外の電気刺激(電気鍼など)を行った
グループと比較しました。


※慢性腰痛とは・・・
12週間以上続く腰痛と定義されています。

 

 

その結果・・・
TENSを行うことで、
(偽物の電気刺激や他の電気刺激よりも)
痛みや機能障害に短期的(6週間以内)な
効果があることがわかりました。


機能障害とは・・・
腰痛が日常生活に与える影響の
ことです。

 

 

しかし・・・
慢性腰痛と一口に言っても
原因が様々です。


電気刺激療法を行うときには
腰痛の原因や場所に合わせて、
電気の強さ、電極を貼る位置、
電気を流す時間など方法の
検討が必要です


電気刺激の種類によっても
効果が変わるかも知れません。

 

 

電気刺激を行うだけではなく、
運動や腰痛に関する正しい知識を
得ることも必要な場合もあります。


そのためリハビリをより効果的に
行う上で大切なこと・・・


それは、
問診やリハビリの検査を
丁寧に行うことです。

 

 

本コラムでは慢性腰痛に対する
電気刺激療法(今回はTENS)の効果を
解説しました。

 

 

皆さまの何かのお役に立てましたら
とても嬉しいです。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(更新日:2022年7月16日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献
1)Wu LC, Weng PW, Chen CH, Huang YY,
Tsuang YH,Chiang CJ.
Literature Review and Meta-Analysis of
Transcutaneous Electrical Nerve Stimulation
in Treating Chronic Back Pain.
Reg Anesth Pain Med. 2018 May;43(4):425-433.
doi: 10.1097/AAP.0000000000000740.
PMID: 29394211;
PMCID: PMC5916478.

 

 

 

 

2022-07-12 16:59:00

慢性腰痛に対するリハビリの1つ!体幹トレーニングは効果的?

 

脳卒中・整形外科疾患の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です。

 

 

今回は慢性腰痛に体幹トレーニングは
効果的なのかを解説していきたいと
思います!

 

 

突然ですが・・・
「体幹が弱いですね」
「体幹をきたえましょう!」と
言われたことはありませんか?


※体幹とは・・・
胴体部分のことです。

 

 

腰痛診療ガイドライン2019にも
「運動はおすすめ
できる」と書かれています。


※ガイドラインとは・・・
「この治療(または運動)をおすすめします」とか
「この治療
(または運動)はおすすめできません」
などがおすすめの程度が書かれています。

 

 

では運動の中でも体幹トレーニングは
効果的なのでしょうか?


その疑問に答えたSutantoらの
論文を紹介したいと思います。

 

 

研究に参加したのは慢性腰痛の
ある患者さんです。


この研究の慢性腰痛は
少なくとも12週間以上持続している
腰痛と定義されています。


そして体幹トレーニングは
①等尺性トレーニング
②等張性トレーニング
③モーターコントロールエクササイズ
この3つに分類されました。

①等尺性トレーニング・・・
持続的に体幹の筋肉を働かせる
方法です。


例えば、四つ這いで手や足を
挙げたまま保持する
運動があります。


②等張性トレーニング・・・
体を曲げたり、伸ばしたりして
体幹の筋肉を働かせる方法です。


例えば、トレーニング場面でよく見かける
腹筋や背筋などの運動があります。


③モーターコントロールエクササイズ・・・
お腹や背中の深い筋肉を働かせる運動です。

例えば、お腹をへこませる運動
(ドローイン)が
あります。


トレーニング方法で3つのグループに
分けて効果を検証しています。

 

 

その結果は・・・
等尺性トレーニングとモーターコントロール
エクササイズは
痛みを和らげ、機能障害も
減らすこと
がわかりました。

さらにモーターコントロール
エクササイズは等尺性トレーニングより
機能障害に対して効果的であることも
わかりました。

※機能障害とは・・・
腰痛が日常生活に与える
影響のことです

 

 

腰痛の原因は様々です。
リハビリが適応となる腰痛の場合は
その原因に合わせて運動を
行わなくてはなりません。


リハビリを行う前に大事なこと。
それは・・・
腰痛の原因を探るためや
運動を行っても良いのか、
行わない方は良いのかを
判断するためにも問診やリハビリの
検査を丁寧に行うことだと
思っています。


もちろん、リハビリ専門職だけでなく
医師による診断や治療方針も大切です。


病院やクリニックなどに通われている方
でしたら担当のスタッフに
ご相談いただくのも良いかもしれません。

 

本コラムでは慢性腰痛に対する
体幹トレーニングを解説しました。

 

 

皆さまの何かのお役に立てましたら
とても嬉しいです。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(更新日:2022年7月12日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献
1)日本整形外科学会,日本腰痛学会(監):
腰痛診療ガイドライン2019改訂第2版,
南江堂,東京,2020,pp53-54.

2)Sutanto D, Ho RST, Poon ETC et al.
Effects of Different Trunk TrainingMethods for
Chronic Low Back Pain: A Meta-Analysis.
Int J Environ Res Public Health. 2022
Mar 1;19(5):2863. doi: 10.3390/ijerph
19052863. PMID: 35270557;
PMCID: PMC8910008.

 

 

 

 

2022-03-05 13:37:00

覚えておきたい!腰痛を和らげるための運動とは?

 

こんにちは!
脳卒中・整形外科疾患の自費リハビリ施設

ARUKONECT (アルコネクト)の
代表市川です。

 

 

今回のコラムは腰痛を和らげるための
運動をテーマに解説していきたいと
思います。

 

 

”テレワークになり、腰痛に悩んでいる。”
”腰痛がなかなか治らなくて困っている”
そんなことはありませんか??

 

 

腰痛をご自宅でできる運動で
和らげることができたら良いですよね!

 

 

”腰痛を家で行う運動で
和らげることができるのか?”
その疑問に答えたのが
Quentinらの研究です。

 

 

この研究では、痛みの強さ・機能障害が
ご自宅で行う運動で減らすことが
できるのかを検証しています。

※機能障害とは腰痛が日常生活に
 与える影響のことです

 

 

腰痛は様々な原因で起きますが、
ここでは非特異的腰痛の方です。

非特異的腰痛とは炎症、腫瘍、感染など
原因がはっきりとわかる以外の腰痛です。

 

 

研究の結果は・・・
腰痛を家で行う運動で和らげることが
できることが
わかりました。
(良かったです!)

 

 

では、どんな運動が効果が
あったのでしょうか??

 

 

脚や体幹などのストレッチは痛みを
減らし、ヨガは機能障害を改善する
効果があることがわかりました。

反対に、リラクセーションは腰痛を
悪化させたという結果でした。

 

 

Quentinらが集めた論文のほとんどが
筋力トレーニングと有酸素運動を
一緒に行っていました。
そのため、
どの運動が効果があるのか
断言は難しいと述べています。

 

 

さらにHaydenらも腰痛には
どんな運動が効果的であるのかを
検証しています。

 

 

Haydenらの研究では、非特異的腰痛が
12週間以上ある方を対象としています。

 

 

研究の結果は・・・
痛みにはピラティス、マッケンジー法、
体幹強化、機能回復プログラムが
効果的ということがわかりました。

機能障害にはピラティス、マッケンジー法、
機能回復プログラム、柔軟体操が効果が
あるということもわかりました。

 

 

私は、非特異的腰痛に対してリハビリを
行う時には症状に合わせたメニューが
必要と感じています。

 

 

そのため非特異的腰痛と
一塊にするのではなく、
”関節の動きが原因?”
”筋肉が原因?”
”神経と筋肉がうまく調整できていない?”

何が原因なのか分類することが大切です。

 

 

原因を分類した上で例えば・・・

関節や筋肉の固さが原因で
腰痛が起きているとすれば
➔ストレッチ

筋肉が弱いことが原因で
腰痛が起きているとすれば
➔筋力トレーニングを行います。

 

 

私は、医師の資格はありませんので
診断することはできませんが、
症状からまずは分類することは大切と
考えています。
(判断に迷うこともあります)

医師の診察が必要だなと感じた場合は迷わず
医療機関の受診をおすすめします。

 

 

原因をきちんと分類するには腰痛、
腰痛以外の症状、医師の見解など
総合的に判断する必要があるとも
思います。

 

 

腰痛を症状によって分類することで
原因に合わせたリハビリを行うことが
できますし、
何より、リハビリを
行うことでのリスクを
避けることが
できます。

 

 

原因を探らないまま行うと、誤った方法を
続けていたということもあるかも
知れません。

 

 

腰痛以外のリハビリでも同じですが、
リハビリの検査によって原因をみつけ、
その原因に合わせたリハビリを行うことが
大切だと考えています。

 

 

本コラムでは腰痛を和らげるための
運動についてを解説しました。

 

 

 皆さまの何かのお役に立てましたら
とても嬉しいです。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(更新日:2022年5月28日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献

1)Quentin C, Bagheri R, Ugbolue UC, et al.
Effect of Home Exercise Training in Patients
with Nonspecific Low-Back Pain:
A Systematic Review and Meta-Analysis.
Int J Environ Res Public Health. 08 10 2021;
18(16)doi:10.3390/ijerph18168430

2)Hayden JA, Ellis J, Ogilvie R, et al.
Some types of exercise are more effective
than others in people with chronic low back pain:
a network meta-analysis. J Physiother. 10
2021;67(4):252-262. doi:10.1016/j.jphys.
2021.09.004

 

 

 

 

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2022.12.06 Tuesday