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リハビリコラム

2023-11-17 10:50:00

脳卒中患者さんに対する高負荷での歩行練習の効果

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です。

 

 

本コラムでは脳卒中患者さんに対する
高負荷での歩行練習の効果を
解説したいと思います。

 

 

高負荷での歩行練習は、
歩行速度や持久力を向上させる
効果があるとされています。


Hornby らは高負荷トレーニング(HIT)を
実施した後、日常生活での歩行に
どのような影響があるのかを
報告しています。


高負荷とは・・・
予測最大心拍数の70-80%で
行うトレーニングと定義しています。


予測
最大心拍数とは・・・
リハビリでは運動を行うときの負荷量の
目安として算出します。
その計算方法には、様々あります。


Hornby らは・・・
208-(年齢×0.7)の計算式を用いています。
その計算結果(予測最大心拍数)の70~80%の
心拍数を維持しながら行うトレーニングを
高負荷トレーニング(HIT)と言います。

 

 

Hornby らは・・・
①(高負荷)トレッドミルや平地での歩行
  様々な状況での練習

②(高負荷)で前方への直線歩行練習のみ

③(低負荷)トレッドミルや平地での歩行練習


ここでの低負荷とは予測心拍数の
30~40%の心拍数を維持しながら行う
トレーニングのことです。


①・②・③、3つのグループに分けて
効果を検証しています。

 

 

その結果・・・

すべてのグループ
1日当たりの歩数が増加した。


高負荷のトレーニング
歩行速度の向上と歩行距離の
延長がみられた。


(高負荷)トレッドミルや平地での歩行
様々な状況でのトレーニング
バランス能力の向上がみられた


さらには・・・
1日の歩数は歩行距離の変化とも
関係があるとしています。


つまり・・・
高負荷でのトレーニングを様々な状況を
想定して練習を行った方が良いということです。


様々な状況というのは前方だけでなく、
様々な方向に向かって歩く練習や
障害物を越える練習などのことです。

 

 

Hornbyらの報告では、高負荷での
トレーニングを行った方が良いという結果でした。


ただし・・・
既往歴薬の影響で心拍数が変化しにくい
場合などでは高い負荷をかけられないこと
あります。


負荷がかからないのも問題ですが、
運動するリスクにも配慮するにも
必要があるなと感じています。

 

 

本コラムでは脳卒中患者さんに対する
高負荷での歩行練習の効果を
解説しました。


本コラムが少しでも皆さまの
お役に
立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(執筆日:2023年11月17日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献
1)Hornby TG, Plawecki A, Lotter JK, Scofield ME,
Lucas E, Henderson CE.
Gains in Daily Stepping Activity in People
With Chronic Stroke After High-Intensity
Gait Training in Variable Contexts.
Phys Ther. 2022 Aug 4;102(8):pzac073.
doi: 10.1093/ptj/pzac073.
PMID: 35670001; PMCID: PMC9396452.

 

 

 

 

2023-11-16 22:07:00

非特異的腰痛に対するエクササイズの効果

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です。

 

 

本コラムでは、非特異的腰痛に対する
エクササイズの効果を解説したいと
思います。


今回はAsadaらの論文を
紹介したいと思います。


腰痛は様々な原因で起きます。
非特異的腰痛とは、炎症、腫瘍、感染など
原因が明らかなもの以外の腰痛のことです。


Asadaらの研究では、製造業に従事する方が
参加しました。

①3分で行える簡単なエクササイズをするグループ
②エクササイズをしないグループ


簡単なエクササイズとは・・・
①ハムストリングスのストレッチ
②体幹の回旋(曲げる・伸ばすを組み合わせた)

 

 

その結果・・・
エクササイズを行ったグループは(行わなかった
グループに比べて)痛みが軽減されたと
報告しています。

 

 

腰痛は日本人の30 歳以上の有病率は
24.3~31.7%とされています。


この有病率からリハビリ専門職の資格を
持つ者としては見過ごせない問題と
考えています。


冒頭でもお話しましたが、腰痛は
様々な要因で生じます。
そのため、その原因を詳しく
検査・評価を行う必要があります。
その原因によってアプローチも
変わってきます。
このことは、腰痛に限らずリハビリ全般に
言えることではないかなと思っています。

 

 

本コラムでは非特異的腰痛に対する
エクササイズの効果を
解説しました。


本コラムが少しでも皆さまの
お役に
立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(執筆日:2023年11月16日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献
1)Asada F, Nomura T, Takano K, Kubota M,
Iwasaki M, Oka T, Matsudaira K. Effect of
quick simple exercise on non-specific
low back pain in Japanese workers:
a randomized controlled trial.
Environ Health Prev Med. 2023;28:36.
doi: 10.1265/ehpm.22-00203.
PMID: 37316255; PMCID: PMC10287985.

 

 

 

 

 

 

2023-11-14 14:10:00

脳卒中患者さんに対する機能的電気刺激(FES)を用いた歩行練習

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です。

 

 

本コラムでは脳卒中患者さんに対する
機能的電気刺激(FES)を用いた歩行練習を
解説したいと思います。

 

 

FESは電気刺激療法の1つです。
麻痺している筋肉を電気によって
刺激することで、運動機能を補うものです。


脳卒中患者さんでは、歩行中につま先が
うまく挙げられないこと(下垂足)があるため、
その運動機能を補うために、電気刺激を
行います。

 

 

その効果については、脳卒中理学療法
ガイドラインではいまだ不明確と記載されて
います。


ちなみに理学療法ガイドライン第2版は
Mindsガイドラインライブラリーという
サイトで一般公開されています。


ガイドラインでは「効果は不明確」という
ことですが、効果が得られている研究結果も
報告されているため、実施する際には
より検討が必要かと思います。

 

 

今回はガイドライン公表以降に報告された
Dantasらの論文を紹介したいと思います。

 

 

Dantasらの研究では・・・
①FES+トレッドミルトレーニング
②トレッドミルトレーニングのみ


この2つのグループに分け、
途中(6週間)でグループの入れ替えを
行い、効果を検証しています。


つまり・・・
FES+トレッドミルトレーニングを続けて行い、
その後トレッドミルトレーニングのみに切り替えた
ということになります。


逆も然りで、トレッドミルトレーニングのみを
続けて行い、その後FES+トレッドミル
トレーニングに切り替えています。

 

 

その結果・・・

両グループ
感覚運動障害、バランス、協調性、
持久力の改善が見られた。


トレッドミルトレーニングのみから実施した

協調性が改善がみられた。


FES+トレッドミルトレーニングから実施した

歩行能力の改善がみられたと報告しています。

 

 

グループによって、協調性・歩行能力改善に
違いがみられたのはなぜだろうと疑問に
感じました。
効果の大きさでみるとどのような結果に
なるのか気になるところです。


これはリハビリ全般に言えることですが、
論文1つだけで判断するのではなく、
様々な研究報告を吟味する必要が
あるなと感じています。


その上で、最終的には実施方法については
お一人お一人の病態を考えた上で
検討することが大事なと思います。

 

 

本コラムでは脳卒中患者さんに対する
FESを用いた歩行練習についてを
解説しました。


本コラムが少しでも皆さまの
お役に
立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(執筆日:2023年11月16日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献
1)Dantas MTAP, Fernani DCGL, Silva TDD,
Assis ISA, Carvalho AC, Silva SB, Abreu LC,
Barbieri FA,Monteiro CBM.
Gait Training with Functional Electrical Stimulation
Improves Mobility in People Post-Stroke. Int J Environ
Res Public Health. 2023 May 5;20(9):5728.
doi: 10.3390/ijerph20095728.
PMID: 37174247; PMCID: PMC10178257.

 

 

 

 

2023-11-14 11:36:00

パーキンソン病のバランス障害に対する体幹トレーニング

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です。

 

 

本コラムではパーキンソン病のバランス障害に
対する体幹トレーニングの効果を解説したいと
思います。

 

 

パーキンソン病患者さんにはバランス障害が
見られることがあります。


バランス障害は歩行障害とも強く関連し、
バランスの改善が歩行能力の改善に
重要であるとされています。


バランス障害に対するリハビリには
バランストレーニング、有酸素運動などが
挙げられます。また体幹トレーニングによる
効果を検証した研究も報告されています。


そこで、バランス障害に対する
体幹トレーニングに関する論文を集め
検討した
López-Liriaらの報告を
紹介したいと思います。

 

 

López-Liriaらの論文では
体幹トレーニングを
・体幹の筋力増強
・体幹の可動性(動き)を改善などに
重きをおいたトレーニングと
定義されています。


またバランスを「静的」「動的」と
分けて検討しています。

静的:座っているときや立っている時に
   じっと姿勢を保つこと。
動的:体を動かしながら姿勢を
   保つこと。

「じっとしている」「動いている」
この2つに違いがあります。

 

 

その結果・・・
体幹トレーニングによって、
静的バランス能力の一部分は
改善する可能性が期待できることが
明らかになりました。

 

 

この論文を読んで・・・
体幹トレーニングのみならず、他の
トレーニングと組み合わせることが
大切なのかも知れません。


これはリハビリ全般に言えることなのですが、
体幹の働きが動作や症状に影響を
及ぼしているのか、詳細に検査、
評価を行った上で、介入手段を
検討した方が良さそうです。

 

 

本コラムではパーキンソン病の
バランス障害に対する体幹トレーニングに

ついてを
解説しました。


本コラムが少しでも皆さまの
お役に
立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(執筆日:2023年11月14日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献
1)López-Liria R, Vega-Tirado S,
Valverde-Martínez MÁ, Calvache-Mateo A,
Martínez-Martínez AM, Rocamora-Pérez P.
Efficacy of Specific Trunk Exercises in the Balance
Dysfunction of Patients with Parkinson's Disease:
A Systematic Review and Meta-Analysis.
Sensors (Basel). 2023 Feb 6;23(4):1817.
doi: 10.3390/s23041817.
PMID: 36850413; PMCID: PMC9959840.

 

 

 

 

2023-11-13 15:53:00

パーキンソン病の運動症状に対する外来リハビリの効果

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です。

 

 

本コラムではパーキンソン病の運動症状に
対する外来リハビリの効果を解説したいと
思います。

 

 

パーキンソン病の患者さんの
運動症状は、振戦・筋固縮・
無動(動作緩慢)だけではなく歩行障害、
姿勢障害などの「軸症状」が
みられることがあります。


姿勢障害とは?
・カンプトコルミア:前屈姿勢
・ピサ症候群  :左右どちらかに傾いた姿勢
・アンテロコリス:頸部の前屈
この3つがあります。


このパーキンソン病の患者さんにみられる
姿勢の崩れは、座っているときや
立っているときに見られ、あお向けに
寝た状態では姿勢の崩れが
修正されます。


また姿勢障害に関係する要因として
筋緊張、固有感覚、視空間認知、
筋力低下などが考えられています。

 

 

では本題に戻りたいと思います。

運動症状に対する外来リハビリには
どのような影響があるのか?
今回はTerasawaらの研究を
紹介したいと思います。

 

 

Terasawaの論文では・・・
運動症状をMDS-UPDRSを用いて
点数化し、32点を境として、軽度と
中等度・重度と
定義しています。

※点数が低いほど軽度です。


外来リハビリでは・・・
ストレッチ・筋力増強トレーニング、
バランストレーニング、歩行練習などが
行われました。


その結果・・・
外来リハビリを行うことで、
MDS-UPDRSの運動スコア合計、
運動緩慢・軸症状それぞれの
スコアが有意に減少したと報告しています。
特に中等度、重度の方に効果が
みられたとしています。


つまり・・・
外来リハビリを行うことで、
パーキンソン病患者さんの運動症状を
改善する可能性があるということが
明らかになったということです!

 

 

この論文を読んで・・・
様々なトレーニングを行っていることが
良い結果をもたらしたかも知れません。

 

 

本コラムではパーキンソン病の
運動症状に対する外来リハビリの

効果を
解説しました。


本コラムが少しでも皆さまの
お役に
立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(執筆日:2023年11月13日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献
1)Ameghino L, Rossi M, Merello M.
How Do I Examine Postural Disorders
in Parkinson's Disease? Mov Disord Clin Pract.
2016 Nov 25;3(6):626. doi: 10.1002/mdc3.12457.
PMID: 30838258; PMCID: PMC6353339.


2)Terasawa Y, Ikuno K, Fujii S, Nishi Y,
Tanizawa E, Nabeshima S, Okada Y.
Unveiling the Impact of Outpatient Physiotherapy
on Specific Motor Symptoms in Parkinson’s
Disease: A Prospective Cohort Study.
Brain Neurorehabil. 2023 Oct;16:e26.

 

 

 

 

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