歩行専門の自費リハビリ施設「アルコネクト 」

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リハビリコラム

2022-09-24 16:51:00

パーキンソン病患者さんに対するリハビリプログラムの比較

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!

 

 

本コラムではパーキンソン病患者さんに
対するリハビリプログラム、
①リズミカルキューイング
②ダンス
③筋力トレーニング

この①~③の効果を解説したいと思います!

 

 

そこで今回はKarpodini らの論文を
紹介したいと思います!

  

 

この研究では・・・
Hoehn-Yahr stageⅠ~Ⅳの
パーキンソン病患者さんが対象でした。


※Hoehn&Yahrステージとは?
1~5までの5段階あり、症状の
重症度を評価するものです。


①リズミカルキューイング
②ダンス
③筋力トレーニング
この3つのリハビリの効果が
調査されました。

※リズミカルキューイングとは?
タンバリンやメトロノーム、音楽などを
聴きながら歩行練習を実施する方法です。

 

 

その結果・・・

①リズミカルキューイング
➔・歩行速度
 ・ストライド長、
 ・UPDRSパートⅢ(運動症状)が改善

②ダンス
➔・ストライド長
 ・TUG(歩行能力)、
 ・UPDRSパートⅢ(運動症状)が改善

③筋力トレーニング
➔・TUG(歩行能力)
 ・PDQ-39(生活の満足度)が改善


UPDRSとは?
パーキンソン病の症状を詳しくみるための
検査でパートⅠ~Ⅳまであります。

 

 

今回の論文では集めた研究間の結果の差が
大きいものもあるため、結果の解釈には
とても注意が
必要です。


結果に差があるということは、
「効果がある場合」
「効果がない場合」
この2つの場合があるということです。


実際に行うか否かについては
他の論文も集め、総合的にみて効果が
どのぐらい期待できるのかを検討する
ことがとても大切かなと思います!


パーキンソン病の症状の1つに
「姿勢反射障害」があります。
バランスを崩しやすくなっている場合が
ありますので、状態に応じたリハビリを
行うことが大事ですね!


もし訪問リハビリや通所リハビリを
受けている方でしたら、スタッフの
方に、ご相談いただくのも良いかも
知れません!

 

 

本コラムでは
①リズミカルキューイング
②ダンス
③筋力トレーニング
この3つの効果を解説しました。


本コラムが皆さまの何かの
お役に立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(執筆日:2022年9月24日)
(更新日:2022年12月31日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献

1)Karpodini CC, Dinas PC, Angelopoulou E,
Wyon MA, Haas AN, Bougiesi M,
Papageorgiou SG, Koutedakis Y.
Rhythmic cueing, dance, resistance training,
and Parkinson's disease: A systematic review
and meta-analysis.
Front Neurol. 2022 Aug 9;13:875178.
doi: 10.3389/fneur.2022.875178.
PMID: 36034281; PMCID: PMC9413961.

 

 

 

 

2022-09-23 16:55:00

パーキンソン病患者さんの脊椎変形と歩行能力の関係

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!

 

 

本コラムではパーキンソン病
患者さんの脊椎変形と歩行能力の
関係を解説していきたいと
思います。

 

 

今回はNakamuraらの論文を
紹介したいと思います!

 

  

この研究では・・・
Hoehn-Yahr stageⅠ~Ⅳの
パーキンソン病患者さん32名が
参加しています。


Hoehn&Yahrステージとは?
1~5までの5段階あり、症状の
重症度を評価するものです。
改良された修正版も開発されています。
ちなみに”ホー(エ)ン・ヤール”と
読みます。


参加された患者さんは、
脊柱側弯の程度(角度)、胸椎後弯、
胸腰椎後弯、
腰椎後弯の角度、大腿骨の
骨密度が計測されました。

【背骨について】
脊椎(背骨)は頸椎・胸椎・腰椎の
3つのパートで構成されています。
頸椎は前方、胸椎は後方、腰椎は
前方に彎曲(わんきょく)していて、
横からみるとちょうどS字カーブに
なっています。

余談にはなりますが、このS字カーブに
よって背骨にかかる負担を減らしている
とも言われています。

側弯は背骨が左右に彎曲(わんきょく)
している
状態です。



その他、
・パーキンソン病の運動症状:
Unified Parkinson's Disease Rating Scale
(UPDRS)パートⅢ
・歩行能力:
Timed Up and Go Test(TUG)
以上の検査も行われました。


※UPDRSとは?
パーキンソン病の症状を
とらえるために
開発された検査です。

運動症状をみるパート3だけでなく精神面や
日常生活などの影響をみることができます。


※TUGとは?

①椅子から立ち上がる
②歩いて3m先のコーンを回る
③椅子に座る

この①~③にかかる時間を
計測し歩行能力をみる検査です。

 

 

その結果・・・
歩行能力(TUG)は運動症状や腰椎前弯、
骨密度が関連していることがわかりました。

 

 

この結果から、リハビリ専門職だけでなく
医師や看護師などの他職種の連携が
大切なことがわかります。

 

 

リハビリでは腰椎の柔軟性を引きだすこと、
歩行練習を行うことも検討するかも
知れません。

>>パーキンソン病の患者さんが行う
歩行練習の効果とは?

 

 

本コラムでは
パーキンソン病患者さんの
脊椎変形と歩行能力の関係を
解説しました。



本コラムが少しでも皆さまの
お役に立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(執筆日:2022年9月23日)
(更新日:2023年1月2日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献

1)Nakamura Y, Machida Y, Hanawa H,
Kanai M, Asano S.
Analysis of Relationships between Spinal Deformity
and Walking Ability in Parkinson's Disease Patients.
Spine Surg Relat Res.
2019 Feb 28;3(4):348-353.
doi: 10.22603/ssrr.2018-0046.
PMID: 31768455; PMCID: PMC6834471.

 

 

 

 

2022-09-15 13:38:00

パーキンソン病の患者さんが行う歩行練習の効果

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!

 

 

本コラムではパーキンソン病
患者さんのリハビリの1つ、
歩行練習の効果を
解説していきたいと思います。

 

 

そこで今回はCaiらの論文を
紹介したいと思います!

  

 

この研究では・・・
Hoehn-Yahr stageⅠ~Ⅲの
パーキンソン病患者さん27名が
参加しています。


※Hoehn&Yahrステージとは?

1~5までの5段階あり、症状の
重症度を評価するものです。
”ホー(エ)ン・ヤール”と読みます。


参加された患者さんは、
最低20分以上・週3回
または週60分の歩行練習を
行うことを約束されました。



歩行練習の効果は、
①UPDRS-Ⅲ(パーキンソン病の運動症状)
②functional-MRI(脳の
活動状態や結合性)
などで確認されました。

 

 

その結果・・・
①歩行練習後、UPDRS-Ⅲの得点が減少
(運動症状の改善がみられた)


②歩行に関係する脳の部位である脚橋被蓋核
(PPN
)の結合性がUPDRS-Ⅲの得点変化と
関係性が
あることがわかりました。


ちなみに・・・
PPNの機能的な結合性減少は、
歩数や歩行時間とも関係していることも
わかっています。

 

 

歩行練習を行うと脳の機能的な変化を経て
パーキンソン病の運動症状に良い効果が
得られる可能性があるかも知れません。


「じゃあ明日から歩く練習をしよう」と
思われた方、お待ちください!


お体の状態にお一人お一人で
違いがあります。


もし訪問リハビリやデイケアなどで
リハビリを行っている方でしたら
歩行練習の方法を担当の方に
相談いただくのも良いかも知れません!

 

 

本コラムでは
パーキンソン病患者さんが行う
歩行練習の効果を解説しました。


本コラムが皆さまの何かの
お役に立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(執筆日:2022年9月15日)
(更新日:2022年12月31日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献

1)Cai J, Liu A, Wang Y, Tan SN, Chomiak T,
Burt J, Camicioli R, Hu B, McKeown MJ, Ba F.
Walking exercise alters pedunculopontine
nucleus connectivity in Parkinson's disease
in a dose-dependent manner. Front Neurosci.
2022 Aug 9;16:930810.
doi: 10.3389/fnins.2022.930810.
PMID: 36017180; PMCID: PMC9397130.

 

 

 

 

2022-09-12 15:36:00

パーキンソン病患者さんの屋外歩行の判断基準~歩行速度~

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!

 

 

本コラムではパーキンソン病患者さんの
屋外歩行の判断基準についてを
解説していきたいと思います。

 

 

今回はElbersらの論文を
紹介したいと
思います!

  

 

この論文では・・・
パーキンソン病の患者さんで
Hoehn-Yahr stage2~4の方が
(軽度または中等度の症状)が
参加されました。


※Hoehn-Yahr stageとは?
パーキンソン病の重症度分類のことです。
段階が1~5まで
あり、パーキンソン病の
症状の程度で
分類されます。


Nottingham extended activities of
daily living index (NEAI)という
検査で、

①屋外歩行が可能なグループ

②屋外歩行が困難なグループ

①、②のグループに分けられました。

 

 

その結果・・・
屋外歩行を実施できるのかを
歩行速度によって判断(予測)できる
ことがわかりました。

その目安となる歩行速度は
0.88m/secでした。

さらに転倒恐怖感の検査する
Falls Efficacy Scale (FES) の
結果を加えることで精度が
向上することもわかっています。


屋外歩行の判断基準として、
「歩行速度」「転倒恐怖感」
この2つは必要なのかも知れません。

 

 

屋外歩行では、道路の起伏や周辺の物、
人など多くのことに注意を配らなくては
なりません。
そのためバランス、注意などの能力も
大切だなと感じています。

 

 

本コラムではパーキンソン病患者さんの
屋外歩行の判断基準についてを
解説しました。



本コラムが皆さまの何かの
お役に立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(執筆日:2022年9月12日)
(更新日:2022年12月29日)

(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献

1)Elbers RG, van Wegen EE,
Verhoef J,Kwakkel G.
Is gait speed a valid measure to predict
community ambulation in patients with
Parkinson's disease?
J Rehabil Med. 2013 Apr;45(4):370-5.
doi: 10.2340/16501977-1123.
PMID: 23450464.

 

 

 

 

2022-07-25 15:19:00

パーキンソン病の患者さんが行う自主トレーニングの効果とは?

 

こんにちは!
脳卒中・整形外科疾患の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)代表の
市川です。

 

 

本コラムではパーキンソン病の
患者さんが行う自主トレーニング

解説したいと思います。

 

 

パーキンソン病の患者さんが
自主トレーニングを行うとどのような
効果が期待できるのでしょうか?


その疑問に答えたFlynnらの論文を
紹介したいと思います。

 

 

この論文では・・・
軽度・中等度の症状がある
パーキンソン病の
患者さんを
対象としました。


自主トレーニングはリハビリの
専門職である理学療法士よって
処方され、主にバランス練習や
歩行練習が行われました。


自主トレーニングを行った結果、
バランス能力や歩行速度などに
どのような影響(効果)が
あったのかを検証しています。

 

 

その結果・・・
自主トレーニングを行うと
バランス能力、歩行速度の向上が
期待できることがわかりました。


※バランス能力への効果は振り幅が
狭いのですが、効果(量)が小さい
点が
気になります。

 

 

さらに自主トレーニングと外来などで
行われるリハビリを比較すると、
その効果には差がないことがわかりました。


つまり・・・
バランス能力に関しては、
自主トレーニングを行うことで
外来などのリハビリと同じような
効果が得られる可能性がある
ということです。


(外来などのリハビリが効果がないという
 ことではありません!)


自主トレーニングって大事ですね!!

 

 

今回の論文での自主トレーニングは、
リハビリ専門職である理学療法士が
患者さんに方法をお伝えしています。


転倒には十分に気をつけながら
お体にあったトレーニングを
ご自宅で行うことが大切なのかも
知れません。

 

 

現在、リハビリを行っている方でしたら、
スタッフにご相談いただくのも
良いかも知れません。

 

 

今回はパーキンソン病の患者さんの
自主トレーニングの効果を解説しました。

 

 

本コラムが皆さまの何かの参考に
なればとても嬉しく思います。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(更新日:2022年7月25日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献

1)Flynn A, Allen NE, Dennis S,
Canning CG,Preston E.
Home-based prescribed exercise improves
balance-related activities in people with
Parkinson's disease and has benefits
similar to centre-based exercise:
a systematic review.
J Physiother. 2019 Oct;65(4):189-199. doi:
10.1016/j.jphys.2019.08.003.
Epub 2019 Sep 11. PMID: 31521554.

 

 

 

 

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2024.06.14 Friday