歩行専門の自費リハビリ施設「アルコネクト 」

東京都北区東田端にある歩行専門の自費リハビリ施設「アルコネクト」

脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血) ・脊柱管狭窄症

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リハビリコラム

2023-11-21 14:36:00

慢性な非特異的腰痛に対するストレッチの効果

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です。

 

 

本コラムでは、慢性的な非特異的腰痛に
対するストレッチの効果についてを
解説したいと思います。


非特異的腰痛とは?

腰痛は様々な原因で起きます。
非特異的腰痛とは、炎症、腫瘍、感染など
原因が明らかなもの以外の腰痛のことです。


今回はTurciらの論文を紹介します!

 

 

Turciらの研究では・・・

①セルフストレッチ

②モーターコントロールエクササイズ

この2つのグループに分けられました。


セルフストレッチとは?
呼吸トレーニングを含む脚の
ストレッチが行われました。


モーターコントロールエクササイズとは?

腹横筋、脊柱起立筋、多裂筋などの
体幹トレーニングが行われました。

 

その結果・・・
セルフストレッチとモータコントロールエクササイズの
両方とも「痛み」「日常生活に影響する機能障害」
「(腰痛の恐怖回避思考)」が改善できることが
わかりました。


過去の論文から、その効果が
実証されているモーターコントロール
エクササイズとストレッチの効果に
差がないということです。


そのため腰痛を改善するために、自主トレーニングも
有効である可能性があるのかも知れません。
運動を実施することのリスクを踏まえながら
行うことで効果が期待できそうです。


具体的にどのような運動が効果があるのか
どうかについては、情報を吟味する必要が
あり、原因によってリハビリの内容も
変える必要もあるなと感じています。

 

 

本コラムでは、慢性的な非特異的な腰痛に
対するストレッチの
効果についてを解説しました。


本コラムが少しでも皆さまの
お役に立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(執筆日:2023年11月21日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献
1)Turci AM, Nogueira CG,
Nogueira Carrer HC, Chaves TC.
Self-administered stretching exercises are as effective
as motor control exercises for people with chronic
non-specific low back pain: a randomised trial.
J Physiother. 2023 Apr;69(2):93-99.
doi: 10.1016/j.jphys.2023.02.016.
Epub 2023 Mar 21. PMID: 36958977.

 

 

 

 

2023.12.03 Sunday