リハビリコラム
スクリーンタイムと腰痛の関係
こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です。
本コラムでは、スクリーンタイムと腰痛との
関係性を解説したいと思います。
スクリーンタイムとは?
パソコン、携帯電話、テレビを
みる時間のことです。
そのスクリーンタイムと腰痛は
関係するのでしょうか。
今回はYueらの論文を紹介します!
Yueらの研究では・・・
20歳以下の若者が対象となりました。
その結果・・・
腰痛を生じている方はパソコン、携帯電話、
テレビをみる時間が長い傾向があることが
わかりました。
さらにパソコンの使用時間が1時間延びるごとに
腰痛の発症リスクが8.2%増加すると
報告しています。
腰痛は様々な要因で生じますが、
生活習慣も影響がありそうです。
ただYueらの研究では、オッズ比によって
スクリーンタイムと腰痛の関連性を
検討しています。
「1」を跨いではいませんが、95%信頼区間が1に
限りなく近いものや1に到達しているものが
あるので、その点は慎重に解釈が必要かなと
感じるところです。
本コラムでは、スクリーンタイムの
腰痛の関係を解説しました。
本コラムが少しでも皆さまの
お役に立てましたら幸いです。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
(執筆日:2023年11月19日)
(執筆者:市川 貴章)
参考文献
1)Yue C, Wenyao G, Xudong Y, Shuang S,
Zhuying S, Yizheng Z, Linlin Z, Jinxin C,
Xingqi W, Yujia L.
Dose-response relationship between daily
screen time and the risk of low back pain
among children and adolescents: a meta-analysis of
57831 participants. Environ Health Prev Med.
2023;28:64. doi: 10.1265/ehpm.23-00177.
PMID: 37899211; PMCID: PMC10613558.