歩行専門の自費リハビリ施設「アルコネクト 」

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リハビリコラム

2022-02-25 18:26:00

患者さんにも専門職の方にも知ってほしい!ガイドラインとエビデンスの違い

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です。

 

 

本日は本日はリハビリ業界でもとても
大切なガイドラインとエビデンスの違いを
解説したいと思います!!

 

 

厚生労働省委託事業の一つに「Minds」が
あり、
ガイドラインのデータベースを
管理運用しています。


>>Mindsのホームページはこち


Mindsでも、ガイドラインとエビデンスの
違いを
わかりやすく説明されておりますので
ぜひ
ご覧下さい!

 

 

端的にいうと・・・
ガイドラインは「推奨度(おすすめの程度)」
エビデンスは「研究の結果」です。


ガイドラインには、
「このリハビリをおすすめします」とか
「このリハビリはおすすめできません」
などが書かれています。

 

 

リハビリの現場では、
患者さんとリハビリ担当者が相談をして
今後のリハビリの方針を決めていくときに
使います。

 

 

私はエビデンスに基づいたリハビリを
ご提案・ご提供することを心掛けています。


利用者さんの大切な時間を無駄には
できないと考えるからです。


「患者さんが良くなればどんなリハビリ
 でも良い」なんてことを言う方も
 います。


しかし「どのリハビリを行うのか」
そのプロセスがとても大切だなと
思っています。

 

 

科学的な裏付け(エビデンス)が弱いから
絶対にやらないというわけではありません。


反対に科学的な裏付け(エビデンス)が
強いから絶対にこれをやらなくては
いけないと押しつけることもありません。


例えば・・・
ガイドラインで電気刺激療法が
強く推奨されていたとします。
でも「ガイドラインにあるから電気を流す」
という単純なものでもありません。


ガイドラインの内容を掘り下げることが
必要です。


電気刺激には痛みを和らげるのか、
手や足の動きを良くするためなのか
など様々な目的があります。


その目的に合わせて
電気を流す時間、強さ、場所など
参考となる裏付けが必要になります。

その裏付けとなる情報がエビデンスです。
 

 

 

今回はガイドラインとエビデンスの
違いを解説しました。


皆さまの何かのお役に立てましたら
とても嬉しいです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(執筆日:2022年5月29日)
(更新日:2023年2月2日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献
1)Mindsホームページ (2022年2月25日閲覧)

 

 

 

 

2022-01-22 22:44:00

知っていた方がいい!?リハビリにおけるコミュニケーションの重要性

 

こんにちは!
自費リハビリ施設
ARUKONECT(アルコネクト)の代表
市川です。

 

 

私がリハビリで大事にしていることの
一つに
コミュニケーションがあります。

 

 

コミュニケーションを辞書で調べると、
・社会生活を営む人間が互いに意思や感情、
 思考を伝達し合うこと
・言語・文字・身振りなどを
媒介として
 行われる とありました。

 

 

私なりに解釈すると、
”考えや気持ちをお互いに
伝え合うこと”
だと思っています。

 

 

私も病院やクリニックを受診したとき、
「今からどんなことをするんだろう」
「これは何のために行っているんだろう」
「これからどうなっていくんだろう」など

不安で頭がいっぱいになり、
落ち着かなくなります。
初めての場所だとなおさらです。

 

 

リハビリの目標を決めるときに
患者さん本人が関わっていないことが
あり、リハビリ担当者が認識している
目標と患者さんが認識している目標が
ほとんど一致しなかったということも
過去の研究で報告されています。

 

 

目標を共有していくためには、
コミュニケーションが大切であることは
今までの私の経験からも感じることです。


リハビリの目標を決める時だけのこと
ではありません。
リハビリの
検査やリハビリメニューを
行う時・行った後、
利用者さんからも
私からも考えや感想を伝えるなど
話し合いながら行う方が
安心して
リハビリが行えると考えています!

 

本コラムではリハビリにおける
コミュニケーションの重要性を
お話しました。


最後までお読みいただき
ありがとうございます。

 

 

(執筆日:2022年5月12日)
(更新日:2023年1月1日)
(執筆者:市川 貴章)

 

 

参考文献

1)デジタル大辞泉 小学館 (2022年1月22日閲覧) 

2)Maitra KK, Erway F. Perception of client-centered
practice in occupational therapists and their clients.
Am J Occup Ther. 2006 May-Jun;60(3):298-310. doi:
10.5014/ajot.60.3.298. PMID: 16776397.

3)Saito Y, Tomori K, Sawada T at al.
Determining whether occupational therapy goals
match between pairs of occupational therapists and
their clients: a cross-sectional study. Disabil Rehabil.
2021 Mar;43(6):828-833. doi: 10.1080/09638288.
2019.1643417. Epub 2019 Jul 28. PMID: 31352840.

 

 

 

 

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