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リハビリコラム

2022-11-14 14:36:00

脳卒中患者さんの痙縮に対する電気刺激療法

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!

 

 

脳卒中の患者さんの症状の1つ、痙縮。
筋肉がこわばってしまったり、

腕や脚が突っ張ってしまう症状で、
運動機能にも影響があるとされています。


>>慢性期脳卒中患者さんの痙縮と
  運動機能の関連

  

 

1.ガイドライン

痙縮への対処方法として日本脳卒中学会の
脳卒中治療ガイドライン2021には、

・ボツリヌス毒素療法
・装具療法
・経皮的末梢神経電気刺激(TENS)
・髄腔内バクロフェンポンプ療法
などが推奨されています。


アメリカの心臓/脳卒中学会の
ガイドラインにおいては、
・ボツリヌス毒素
・NMES(神経筋電気刺激)や振動刺激
・髄腔内バクロフェン療法
などが推奨されています。


痙縮に対する振動刺激の効果は
以前コラムで解説しました!

>>脳卒中の患者さんの痙縮に
対するリハビリ!振動刺激療法とは?


今回は”電気刺激”に焦点を当てて
解説していきたいと思います!

 

 

2.システマティックレビューとメタ分析の結果

システマティックレビューとは・・・
似た研究を集め
統合し分析を行うものです。


メタ分析とは・・・
似た研究を集め、統合し分析を
行うところまでは同じなのですが、
統計学的な手法を用いて解析する点が
異なります。

 

 

Steinらによれば・・・
NMES(電気刺激)と他のリハビリを
組み合わせることで痙縮の軽減が
図れるとしています。


またLinらによれば・・・
TENS(電気刺激)を行うことで
足関節の痙縮の軽減が図れると
しています。

 

 

3.まとめ

電気刺激療法を行うときのポイント、
それはパラメータと刺激部位を
適切に設定することです。


パラメータとは・・・
電気の強さ・実施時間などのことです。


パラメータを適切に設定するには、
システマティックレビューや
メタ分析の結果をより詳細に
吟味しなくてはなりません。


1つの結果に頼らず、様々な論文の
結果を踏まえた上でご利用者様と
実施の検討を行うことが大事だと
考えています!

 

 

本コラムでは、脳卒中患者さんの
痙縮に対する電気刺激療法を
解説しました。


本コラムが皆さまの何かの
お役に立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(更新日:2022年11月14日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献
1)Pundik S, McCabe J, Skelly M,Tatsuoka C,Daly JJ.
Association of spasticity and motor dysfunction
in chronic stroke. Ann Phys Rehabil Med.
2019 Nov;62(6):397-402. doi: 10.1016/j.
rehab.2018.07.006.
Epub 2018 Aug 10. PMID: 30099149.

2)Stein C, Fritsch CG, Robinson C,
Sbruzzi G, Plentz RD.
Effects of Electrical Stimulation in
Spastic Muscles After Stroke:
Systematic Review and Meta-Analysis
of Randomized Controlled Trials.
Stroke. 2015 Aug;46(8):2197-205.
doi: 10.1161/STROKEAHA.115.009633.
Epub 2015 Jul 14. PMID: 26173724.


3)Lin S, Sun Q, Wang H, Xie G.
Influence of transcutaneous electrical
nerve stimulation on spasticity, balance,
and walking speed in stroke patients:
A systematic review and meta-analysis.
J Rehabil Med. 2018 Jan 10;50(1):3-7.
doi: 10.2340/16501977-2266.
PMID: 28862711.

 

 

 

 

2022.12.06 Tuesday