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2022-11-08 09:00:00

慢性期脳卒中患者さんの痙縮と運動機能の関連

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!

 

 

本コラムでは脳卒中患者さんの
痙縮と運動機能の関連を
解説したいと思います。


痙縮とは・・・
筋肉の緊張が高くなってしまったり、
手や脚が突っ張ってしまう症状です。

 

 

今回はPundikらの論文を
紹介したいと思います。

 

 

この論文では・・・
中等度~重度のマヒがある脳卒中患者さんが
128名参加され、痙縮と運動機能の関係が
調査されました。

 

 

その結果は・・・(一部です)
腕や手(上肢)は、筋肉の緊張が高いと
筋力も低い傾向があったとしています。


※痙縮の症状の1つに筋緊張亢進
(筋肉の緊張が高まる)があります。


例えば、指を曲げる筋肉の緊張が
高いと、指を伸ばす筋力が低下すると
いうことです。


※脚(下肢)は参加者が少なく解析が
できませんでした。


加えて腕や手の運動機能は痙縮の
程度によって約10%を、脚は17%を
説明できるということもわかりました。


腕や手:自由度調整済決定係数=0.10
脚:自由度調整済決定係数=0.17

 

 

自由度調整済決定係数とは・・・
予測精度のことです。
0~1の範囲で表され、1に近づくほど
精度が高いと判断されます。


つまり・・・
運動機能は痙縮に関係があると
言えるものの、他の検査や
画像などから総合的に判断した方が
良さそうです。

 

 

痙縮によって運動機能が十分に
発揮できない場合があることも
視野に入れる必要があります。



運動機能を高めるトレーニングだけでなく、
痙縮に対するアプローチ、例えば装具・
電気刺激療法・振動刺激療法などを
実施を検討することも必要かも知れません。


また痙縮と運動との関係性を細かく分析
(現象を紐解く)し、対応することが
必要だなと日々感じています。

 

 

本コラムでは、慢性期脳卒中患者さんの
痙縮と運動機能の関連を解説しました。


本コラムが皆さまの何かの
お役に立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(更新日:2022年11月8日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献
1)Pundik S, McCabe J, Skelly M,Tatsuoka C,
Daly JJ.
Association of spasticity and motor dysfunction
in chronic stroke. Ann Phys Rehabil Med.
2019 Nov;62(6):397-402. doi: 10.1016/j.
rehab.2018.07.006.
Epub 2018 Aug 10. PMID: 30099149.

 

 

 

 

2022.12.06 Tuesday