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リハビリコラム

2023-11-25 17:28:00

パーキンソン病患者さんの転倒は運動で予防できるか?

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です。

 

 

本コラムではパーキンソン病患者さんの
転棟は運動で予防できるのかを解説したい
思います。

 

 

パーキンソン病患者さんが転倒する原因


パーキンソン病患者さんの実に60%は
転倒すると言われており、骨折を引き起こす
場合もあります。


その要因として考えられているのが、
運動症状の重症度、認知障害、睡眠障害、
姿勢の不安定性などが考えられています。

運動によって転倒は予防できるのでしょうか。
今回はCanningらの研究を
紹介したいと思います。

 

 

Canning らの論文では・・・

①運動を実施するグループ


②転倒予防のアドバイス(
冊子)が
 配られたグループ(運動なし)


この2つのグループに分けられ
効果が検証されました。


ちなみに・・・
運動を行うグループでは、
バランストレーニング、筋力トレーニングや
すくみ足に対するリハビリなどが行われました。


その結果・・・
運動を行った場合でも行わない場合でも
転倒率は変わらないことが報告されています。

しかし、パーキンソン病の重症度でみると、
軽度の場合は転倒は減少し、重度の
場合は減少しなかったこともわかっています。


つまり運動の効果は、パーキンソン病の
重症度(症状の)によっても違うということです。

 

 

論文を読んでみて・・・
冒頭にもお話しましたが、転倒は運動症状のみならず、
非運動症状(睡眠障害や認知障害など)による
影響があります。


そのためパーキンソン病患者さんの転倒予防を
考えるときには、運動面のみならず非運動症状や
環境面に対するアプローチが必要ということかも
知れません。

 

 

本コラムでは、パーキンソン患者さんの転倒は
運動で予防できるのかを
解説しました。


本コラムが少しでも皆さまの
お役に
立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(執筆日:2023年11月25日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献
1)Canning CG, Sherrington C, Lord SR, Close JC,
Heritier S, Heller GZ, Howard K, Allen NE, Latt MD,
Murray SM, O'Rourke SD, Paul SS, Song J, Fung VS.
Exercise for falls prevention in Parkinson disease:
a randomized controlled trial. Neurology. 2015
Jan 20;84(3):304-12. doi: 10.1212/WNL.
0000000000001155. Epub 2014 Dec 31.
PMID: 25552576; PMCID: PMC4335992.

 

 

 

 

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