リハビリコラム
脳卒中患者さんに対するスマートフォンを用いた自主トレーニング
こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!
本コラムでは脳卒中患者さんに対する
スマートフォンを用いた自主トレーニングに
ついてを解説したいと思います。
今回はAphiphaksakulらの論文を
紹介したいと思います!
この研究では・・・
①自主リハビリ+座位バランストレーニングプログラム
(スマートフォン使用)
②自主リハビリのみ
この2つのグループに分けられました。
※スマートフォンでの座位バランストレーニング
プログラムとは・・・
バランスディスクの上に座り、スマートフォンに
表示された傾斜に従って体を動かす
プログラムのことです。
その結果・・・
スマートフォンを用いた座位バランストレーニングを
行うことで、姿勢制御、日常生活動作能力の
向上が得られたと報告しています。
姿勢制御とは?
この論文では臥位、座位、立位の姿勢を
維持・変換する能力を評価するPASSという
検査を用いています。
スマートフォンを用いてトレーニングできれば
自宅でも施設でも、場所を選ばずに
できるのは良いですね。
転倒・転落には要注意です!
本コラムでは脳卒中患者さんに対する
スマートフォンを用いた自主トレーニングに
ついてを解説しました。
本コラムが皆さまの何かの
お役に立てましたら幸いです。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
(執筆日:2023年11月21日)
(執筆者:市川 貴章)
参考文献
1)Aphiphaksakul P, Siriphorn A.
Home-based exercise using balance disc
and smartphone inclinometer application
improves balance and activity of daily living
in individuals with stroke:
A randomized controlled trial.
PLoS One. 2022 Nov 21;17(11):e0277870.
doi: 10.1371/journal.pone.0277870.
PMID: 36409753; PMCID: PMC9678269.