歩行専門の自費リハビリ施設「アルコネクト 」

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リハビリコラム

2023-11-18 12:16:00

脳卒中患者さんに対する運動イメージ練習の効果

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です。

 

 

本コラムでは脳卒中患者さんに対する
運動イメージ練習の効果を
解説したいと思います。

 

 

脳卒中患者さんに対するリハビリは、
関節可動域運動、筋力増強運動、
バランス練習、歩行練習などがあり、
それぞれ効果が検証されています。

 

 

数あるリハビリメニューの中に
「運動イメージ練習」というものが
あります。


運動イメージ練習とは・・・
実際には運動せずに運動していることを
想像する練習
です。


運動イメージ練習は脳卒中理学療法
ガイドラインでも紹介されています。


ちなみに理学療法ガイドライン第2版は
Mindsガイドラインライブラリーという
サイトで一般公開されています。

 

 

今回はZhaoらの論文を
紹介したいと思います。

 

 

Zhaoらの研究では・・・
①運動イメージ練習+従来のリハビリ
②従来のリハビリ


この2つのグループに分け、
効果を検証しています。

 

 

その結果・・・

従来のリハビリに運動イメージ練習を加えると、
運動機能(マヒ側の脚)・歩行能力・バランス能力・
日常生活動作能力が向上したと報告しています。
さらに歩行速度・歩幅・歩行率が向上した
しています。

 

 

運動イメージ練習の良いところ

場所を選ばずどこにいても行え、
自主トレーニングとしても
取り入れやすいところです。


運動イメージ練習の欠点

きちんと運動をイメージするのに
コツが必要なところです。


以上のような良いところ、欠点を踏まえて
運動イメージ練習を組み合わせることも
大切だなと感じています。

 

 

本コラムでは脳卒中患者さんに対する
運動イメージ練習の効果を解説しました。



本コラムが少しでも皆さまの
お役に
立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(執筆日:2023年11月18日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献
1)Zhao LJ, Jiang LH, Zhang H, Li Y, Sun P,
Liu Y,Qi R.
Effects of Motor Imagery Training for
Lower Limb Dysfunction in Patients
With Stroke: A Systematic Review and
Meta-analysis of Randomized Controlled Trials.
Am J Phys Med Rehabil. 2023 May 1;102(5):409-418.
doi: 10.1097/PHM.0000000000002107. Epub 2022
Sep 29. PMID: 36170751; PMCID: PMC10125126.

 

 

 

 

2024.05.03 Friday