リハビリコラム
関節リウマチに対する有酸素運動の効果
こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!
今回は関節リウマチの患者さんに対する
有酸素運動の効果を解説したいと
思います。
今回はYeらの論文を紹介したいと思います!
有酸素運動とは?
・歩行
・自転車を使ったトレーニング(エルゴメーター)
・トレッドミルを使ったトレーニング
・ジョギング などの運動のことです。
有酸素運動を行うことで、
関節リウマチ患者さんの
・機能障害(HAQ-DI)
・痛み
・最大酸素摂取量(持久力)
・起立テスト
以上の4つが有酸素運動を行わない場合に
比べて改善したと報告しています。
また有酸素運動を長期的に行うことで
炎症値(CRP)も減少することも
明らかにされています。
関節リウマチの患者さんでは
関節を軟骨や骨が破壊されることで
変形が生じることがあります。
そして腫れや痛みがみられることも
あります。
有酸素運動を行う前に、運動することの
リスクについて確認を行った後、
身体に合う運動を行うことが大切です。
またYeらの研究では、有酸素運動を
最大心拍数50~90%で行っていますが、
過負荷になりすぎないように注意が
必要なのかなと思います!
本コラムでは、関節リウマチの患者さんの
有酸素運動の効果を解説しました!
本コラムが皆さまの何かの
お役に立てましたら幸いです。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
(執筆日:2023年2月18日)
(執筆者:市川 貴章)
参考文献
1)Ye H, Weng H, Xu Y, Wang L, Wang Q, Xu G.
Effectiveness and safety of aerobic exercise for
rheumatoid arthritis: a systematic review and
meta-analysis of randomized controlled trials.
BMC Sports Sci Med Rehabil.
2022 Feb 5;14(1):17.
doi: 10.1186/s13102-022-00408-2.
PMID: 35123568; PMCID: PMC8818158.