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リハビリコラム

2023-02-13 14:07:00

脳卒中患者さんの両脚への電気刺激!どんな効果がある?

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!

 

 

本コラムでは脳卒中患者さんの
両脚に電気刺激を行うことで
得られる効果を解説します。

  

 

通常、マヒ側の運動機能の改善や
非マヒ側の筋力低下を予防するために
行われる電気刺激ですが、両側に電気刺激を
行うとどのような効果があるのでしょうか。

今回は
Kwongの論文を紹介したいと思います!

 

 

この研究では・・・
脳卒中患者さん80名が参加しました。

①両脚の電気刺激+課題指向型練習


②マヒ側の電気刺激+課題指向型練習

③非マヒ側の電気刺激+課題指向型練習
 
この3つのグループに分けられ
それぞれの効果が調査されました。

 

 

ここでいう電気刺激とは?

TENSとよばれる種類です。
電気が流れる感覚はあるけれど、
手や脚が電気によって動くことはない
程度の刺激で行う方法です。


課題指向型練習とは?

スクワット、かかと挙げ、段差昇降
などの練習のことです。

 

 

その結果・・・
(片脚の電気刺激と比べて)
両側の電気刺激と課題指向型練習を
行ったグループではマヒ側の足関節背屈筋力と
歩行能力の改善が得られることがわかりました。


※背屈とは?
足関節の場合は、つま先を挙げる
動きのことです。

 

 

マヒ側の手や脚に電気刺激を行うことは
昔から行われていました。


ただ今回の研究ではマヒ側だけでなく、
マヒしていない(非マヒ)側にも電気刺激を
行っている点が今までと違うところです。


非マヒ側とマヒ側を同時に電気刺激することで
改善が得られるとすれば、リハビリメニューの
選択肢の一つになりうるかも知れません。


脳卒中患者さんの非マヒ側の筋力トレーニングの
効果も検証されていることを踏まえると、
マヒ側だけでなく非マヒ側にも
注目が必要ですね!

 

 

今回は脳卒中患者さんの両脚同時に
電気刺激することで得られる効果を
解説しました。


本コラムが皆さまの何かの

お役に立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(執筆日:2023年2月13日)
(更新日:2023年12月4日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献

1)Kwong PWH, Ng GYF, Chung RCK, Ng SSM.
Bilateral Transcutaneous Electrical Nerve
StimulationImproves Lower-Limb Motor
Function in SubjectsWith Chronic Stroke:
A Randomized Controlled Trial.
J Am Heart Assoc. 2018 Feb 8;7(4):e007341.
doi: 10.1161/JAHA.117.007341.
PMID: 29437598; PMCID: PMC5850185.

 

 

 

 

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