歩行専門の自費リハビリ施設「アルコネクト 」

東京都北区東田端の歩行専門自費リハビリ施設「アルコネクト」

脳卒中(脳梗塞・脳出血)・骨折の後遺症・脊柱管狭窄症・

ひざの痛み・腰痛などのリハビリメニューをご提供!

OPEN 10:00-18:00   CLOSE Wed & Sun
 03-6693-0966
お問い合わせ

リハビリコラム

2022-11-04 09:30:00

脳卒中患者さんの歩行における非対称の修正

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!

 

 

本コラムでは脳卒中患者さんの
歩行における非対称の修正を
解説したいと思います。

  

 

今回はLewekの論文を
紹介したいと思います。


今回の論文では立脚時間・歩幅の
非対称性に注目しています。


立脚時間というのは・・・
歩行中、脚で体を支えているときは
”立脚期”といいます。
その時間を”立脚時間”といいます。


※ちなみに脚を出している時は
”遊脚期”といいます。

 

 

この論文では立脚時間や歩幅が非対称と
される脳卒中患者さんが集められました。


そして・・・
立脚時間もしくは歩幅の非対称が強い方の
グループに振り分けれました。


さらに・・・
①エラー増強
②エラー最小
③通常


この3つの条件でトレッドミルでの
トレーニングとトレッドミルを使用しない
歩行練習を行いました。


トレッドミルはスプリットベルト型であり、
脚をのせる左右のベルトが違う速さで
動かすこともできるものが使用されました。


①エラー増強とは・・・
例えば、立脚時間が短い場合に、
長くするために、ベルトの速さを
調整する設定です。


②エラー最小とは・・・
例えば、立脚時間が短い場合に、
その状態に合わせて、ベルトの
速さを調整する設定です。


③通常とは・・・
一般的に行われるトレッドミルでの
トレーニングです。

 

 

その結果・・・
【歩幅】
トレーニング方法による差はみられなかった
ものの、どのグループもトレーニング前後で
比較した場合に、歩幅の非対称性の
改善を示したとしています。


【立脚時間】
トレーニングによる効果や
トレーニング方法の差はみられなかったと
しています。


【歩行速度】
歩行速度はトレーニング前後で向上する
傾向があり、歩幅の非対称性の改善と
関連があった(中等度の)としています。

 

 

トレーニング方法による差はなかったものの、
3つの方法で共通したのは”言葉による
フィードバック”であり、それが功を
奏したのではないかと著者は述べています。


歩幅の非対称性は言葉がけで幾分修正される
可能性が
あるということです。


立脚時間の非対称性は有意な差が
見られなかったとのことで、
歩行時における立脚時間の改善には
違った視点が必要なのかも知れません。


例えば・・・
脚を後ろにどのぐらい伸ばせるのか、
(股関節の伸展可動域)
脚の位置を変化させて、支えが強い場所・
支えが弱い場所があるのか
などを検査する必要があります。
その結果に合せたリハビリメニューを
行うことが大切かと思います。

 

 

リハビリにおいて、言葉かけ1つで
変化することもあります。
どのようなタイミングで、どんな言葉かけを
行うかということも大事なと思っています。

 

 

本コラムでは、脳卒中患者さんの
歩行における非対称性の修正に
ついてを解説しました。



本コラムが皆さまの何かの
お役に立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(更新日:2022年11月4日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献
1)Lewek MD, Braun CH, Wutzke C, Giuliani C.
The role of movement errors in modifying
spatiotemporal gait asymmetry post stroke:
a randomized controlled trial.
Clin Rehabil. 2018 Feb;32(2):161-172.
doi: 10.1177/0269215517723056.
Epub 2017 Jul 27.
PMID: 28750549; PMCID: PMC5748372.

 

 

 

 

2022.12.06 Tuesday