歩行専門の自費リハビリ施設「アルコネクト 」

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リハビリコラム

2022-10-24 14:27:00

パーキンソン病患者さんに対するガイドラインに基づく理学療法の効果

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!

 

 

本コラムではパーキンソン病患者さんに
対するガイドラインに基づく理学療法の
効果を解説したいと思います。


リハビリには・・・
”理学療法” ”作業療法” ”言語聴覚療法”
この3つがあります。
今回はその中でも理学療法に注目します。


ガイドラインには・・・
ざっくりとですが、推奨度があり

「このリハビリをおすすめします」とか
「このリハビリはおすすめできません」
などが書かれています。

 

 

今回はMedijainenらの論文を
紹介したいと思います!

 

 

この研究では・・・
軽度~中等度の
パーキンソン病患者さん
24名が参加されました。



①ガイドラインに基づく理学療法
(ヨーロッパのガイドライン)

②通常のケア

この2つのグループに分けられました。


ガイドラインに基づく理学療法では、
週2回、60分/回、バランス練習、
歩行練習などのリハビリが提供されました。

 

 

リハビリの効果は、
Modified Patient-Specific Functional Scale
(ModPSFS)という評価で検証されました。


※ModPSFSとは?
日常生活の困難さを患者さん本人に
お聞きして点数化する評価です。
点数が高いということは日常生活に
困難に感じる場面が多いということです。

 

 

その結果・・・
ガイドラインに基づく理学療法を行うことで
患者さん本人が感じる日常生活の困難さが
少なくなるということがわかりました。

 

 

リハビリプログラムの根拠を
メリットとデメリットを
踏まえて
説明できることがリハビリ専門職に
必要なのかも知れません。

※根拠が示されているリハビリを
 ゴリ押しするわけではありません!

 

 

患者さんやリハビリ専門職が意思決定の
支援に
ガイドラインは大切だなと
感じています。

 

 

本コラムでは、
パーキンソン病患者さんに
対するガイドラインに基づく理学療法の
効果を解説しました。


本コラムが皆さまの何かの
お役に立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(執筆日:2022年10月24日)
(更新日:2022年12月31日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献

Medijainen K, Pääsuke M, Lukmann A, Taba P.
Structured guideline-based physiotherapy reduces
difficulties in activities of daily living
in Parkinson's disease. NeuroRehabilitation.
2022;50(1):47-56.
doi: 10.3233/NRE-210181.
PMID: 34776423; PMCID: PMC8925111.

 

 

 

 

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