リハビリコラム
脳卒中患者さんが行う体重負荷練習の効果
こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!
本コラムでは脳卒中患者さんが行う
体重負荷練習の効果を解説したいと
思います。
今回はLiaoらの論文を
紹介したいと思います!
この研究では・・・
発症から6ヶ月以上を経過した
脳卒中患者さん56名が参加しました。
①バランストレーニンググループ
機器を用いたバランス練習を
行いました。
②ラテラルウェッジグループ
マヒされてない側に傾斜5°の
インソールを使用。
③通常のリハビリグループ
この3つのグループに振り分けられ、
バランス能力に対する効果が
調査されました。
その結果・・・
バランストレーニングや
ラテラルウェッジを用いることで
バランス能力が向上することが
わかりました。
※この研究ではバランス能力の検査に
Balance Computerized Adaptive Test:
バランスCATが使用されています。
この検査を用いた理由が
気になるところです!
脳卒中発症後6ヶ月以降でも、
体重移動(負荷)練習を行うことで、
バランス能力に効果が期待できる
ということです。
私としては、トレーニング方法による
効果量の違いも気になるところです。
本コラムでは、
脳卒中患者さんが行う
体重移動(負荷)練習の効果を
解説しました。
本コラムが皆さまの何かの
お役に立てましたら幸いです。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
(執筆日:2022年10月21日)
(更新日:2022年12月31日)
(執筆者:市川 貴章)
参考文献
1)Liao WC, Lai CL, Hsu PS, Chen KC, Wang CH.
Different weight shift trainings can improve
the balance performance of patients with
a chronic stroke: A randomized controlled trial.
Medicine (Baltimore). 2018 Nov;97(45):e13207.
doi: 10.1097/MD.0000000000013207.
PMID: 30407361; PMCID: PMC6250502.