リハビリコラム
腰痛がある方の歩行の特徴
こんばんは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!
本コラムでは腰痛がある方の
歩行の特徴を解説したいと思います。
今回はSmithらの論文を
紹介したいと思います!
この研究では・・・
急性腰痛、慢性腰痛の患者さんの両方を
合わせて腰痛の患者さんとしています。
腰痛を患っている方の
(患っていない方と比べた時の)
歩行の特徴は・・・
①歩行速度がゆっくり
②歩幅が狭い
③歩行距離が短い
④胸部と骨盤の動きが乏しい
⑤脊柱起立筋の活動が高い
などであることがわかりました。
※④の追記
腰痛のない方は歩行速度を上げていくと
胸部と骨盤はお互いに逆方向へと
動きます。
例えば、胸部が右回旋したら、
骨盤は左回旋します。
しかし腰痛のある方は、
同じ方向へと動くようになります。
例えば、胸部が右回旋したら、
骨盤も右回旋します。
腰痛は様々な原因で起きます。
例えば筋肉、関節、神経など
様々な原因があります。
原因によっても歩き方の特徴にも
違いが出るかも知れません。
本コラムでは、
腰痛がある方の歩行の特徴を
解説しました。
本コラムが皆さまの何かの
お役に立てましたら幸いです。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
(執筆日:2022年10月14日)
(更新日:2023年1月27日)
(執筆者:市川 貴章)
参考文献
1)Smith JA, Stabbert H, Bagwell JJ, Teng HL,
Wade V, Lee SP.
Do people with low back pain walk differently?
A systematic review and meta-analysis.
J Sport Health Sci. 2022 Jul;11(4):450-465.
doi: 10.1016/j.jshs.2022.02.001.
Epub 2022 Feb 10.
PMID: 35151908; PMCID: PMC9338341.