歩行専門の自費リハビリ施設「アルコネクト 」

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リハビリコラム

2022-10-07 20:02:00

神経性跛行のある患者さんに対するリハビリの効果

 

こんばんは!
東京都北区にある歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT(アルコネクト)代表 市川です!

 

 

本コラムでは神経性跛行のある患者さんに
対するリハビリの効果を
解説したいと
思います。

 

 

 1.神経性跛行(はこう)とは?

 

跛行とは聞き慣れない用語ですが、
”歩く姿が崩れてしまうこと”を言います。

 

神経性跛行がみられる代表的な病気として
脊柱管狭窄症があります。


脊柱管狭窄症の患者さんは
立ったり、
歩いたりすると神経が圧迫され、
痛みやシビレが悪化し、長い距離を
歩けなくなることがあります。


しかし座って休んだり、前かがみになると
症状が緩和され、歩くことができるように
なります。


このように歩行によって症状が悪化し、
休憩することで改善するのを
間欠性跛行とよびます。


その間欠性跛行には血管性と神経性の
2つの原因が存在します。


神経性跛行は神経が原因で生じる
間欠性跛行ということです。

 

 

2.神経性跛行に対するリハビリ

 

Williamsonらは神経性跛行に対する
リハビリの効果を検証しています。


検証するため、参加した患者さんは
2つのグループに分けられました。


①BOOSTプログラムグループ
(運動+認知行動療法+自主トレ)


②BPAグループ
(個別のアドバイス+自主トレ)

 

 

その結果、
BOOSTプログラムを行ったグループは
(
BPAグループよりも)
歩行距離、身体機能などの
改善がみられると報告しています。

 

 

3.まとめ

筋力トレーニング、歩行練習などの
リハビリだけでなく、プログラムを継続する
サポートも重要なのかも知れません。


本コラムでは、神経性跛行のある
患者さんに対するリハビリの効果を
解説しました。



皆さまの何かのお役に立てましたら
幸いです。



最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(執筆日:2022年10月7日)
(更新日:2023年3月14日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献

1)Williamson E, Boniface G, Marian IR at al;
The Clinical Effectivenessof a Physiotherapy
Delivered Physical and
Psychological Group
Intervention for Older Adults 
With
Neurogenic Claudication:

The BOOST Randomized Controlled Trial.
J Gerontol A Biol Sci Med Sci. 2022 Aug
12;77(8):1654-1664. doi: 10.1093/gerona/glac063.
PMID: 35279025; PMCID: PMC9373932.

 

 

 

 

2024.03.29 Friday