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リハビリコラム

2022-09-29 16:51:00

パーキンソン病患者さんのサルコペニアと転倒との関係

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!

 

 

本コラムではパーキンソン病患者さんの
サルコペニアと転倒との関係性を
解説したいと思います。

 

 

今回はLimaらの論文を
紹介したいと思います。

 

 

この研究では・・・
パーキンソン病患者さん218名が
参加しました。


サルコペニアとは加齢や栄養不足などに
よって筋肉量が減少することを言います。


そのサルコペニアの評価の1つに
SARC-Fとよばれるものがあります。


そのSARC-Rを今回の研究参加者に
行ったところ、半数以上の121名が
サルコペニア(疑い)陽性と
判定されました。


さらに転倒はSARC-Fとパーキンソン病の
発症からの期間が関係することが
わかりました。

 

 

今回、オッズ比(OR)を用いて
影響の大きさをみています。


SARC-F:
OR1.87(1.02–3.41)
発症からの期間:OR1.10(
1.05–1.15)


( )の中の数字は95%信頼区間であり、
これがオッズ比の場合、1をまたぐか
どうかがとても大切な判断基準に
なります。(1をまたがない方が良いです)


SARC-Fはサルコペニアの
スクリーニング(ふるい分け)検査です。
診断を確定するためには握力・歩行速度など
その他の検査を追加し行う必要があります。

 

 

今回の論文ではサルコペニアを
改善することで転倒を減らせるか
どうかまではわかりません。


加えて転倒要因はサルコペニア以外にも
多くのことが関係するとされています。


しかしパーキンソン病患者さんの
転倒予防を考える上で1つ参考に
なるのではないでしょうか?

 

 

本コラムでは
パーキンソン病患者さんのサルコペニアと
転倒との関係を解説しました。



本コラムが皆さまの何かの
お役に立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(更新日:2022年9月29日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献
1)Lima DP, de Almeida SB, Bonfadini JC,
de Luna JRG, de Alencar MS, Pinheiro-Neto EB,
Viana-Júnior AB, Veras SRO, Sobreira-Neto MA,
Roriz-Filho JS, Braga-Neto P.
Clinical correlates of sarcopenia and falls
in Parkinson's disease.
PLoS One. 2020 Mar 19;15(3):e0227238. doi:
10.1371/journal.pone.0227238.
PMID: 32191713; PMCID: PMC7082018.

 

 

 

 

2022.12.06 Tuesday