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リハビリコラム

2022-09-27 11:22:00

パーキンソン病患者さんの歩行の特徴とは?

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!

 

 

本コラムではパーキンソン病患者さんの
歩行の特徴を解説したいと思います。

 

 

今回はKarpodini らの論文を
紹介したいと思います。

 

 

この研究では・・・
パーキンソン病の患者さんと
パーキンソン病などの病気を
患っていない方との歩行の違いが
調査されました。

 

 

その結果・・・
パーキンソン病患者さんは
①歩行速度の低下

②ストライド(2歩分の歩幅)低下
③両脚支持時間が長くなる
④遊脚(脚を前に出す)時間の短くなる
⑤股関節の可動域が狭くなる


この5つが特徴として
明らかになりました。

 

 

歩行速度や歩幅などの歩行パラメーターの
一側面を捉えたものになりますが、

歩行分析を行うときに参考になるのかなと
思っています。

 

 

歩行分析は課題をみつけたり、
リハビリメニュー立案にとても
重要な役割を果します。


しかし機器が揃っていない限りは
セラピスト自身の目でみて確認するもので、
少なからず
経験によって解釈が
歪められてしまう可能性があります。
(自分自身の経験として)。 


そのため、歩行分析以外の
検査(筋力やバランス能力など)を
組み合わせながら歩行中の課題を
分析することが良いなと
感じています!

 

 

本コラムではパーキンソン病患者さんの
歩行の特徴を解説しました。


少しでも皆さまのお役に立てましたら
幸いです。



最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(執筆日:2022年9月27日)
(更新日:2022年12月31日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献

1)Zanardi APJ, da Silva ES, Costa RR,
Passos-Monteiro E, Dos Santos IO, Kruel LFM,
Peyré-Tartaruga LA.
Gait parameters of Parkinson's disease compared
with healthy controls: a systematic review
and meta-analysis.
Sci Rep. 2021 Jan 12;11(1):752.
doi: 10.1038/s41598-020-80768-2.
PMID: 33436993; PMCID: PMC7804291.

 

 

 

 

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