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リハビリコラム

2022-08-05 16:12:00

脳卒中の患者さんの肩の痛み。その危険因子とは?

 

こんにちは!
脳卒中・整形外科疾患の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です。

 

 

本コラムでは脳卒中の患者さんの
肩の痛みの危険因子についてを
解説したいと思います。


今回は肩の痛みの危険因子を研究した
Kimらの論文を
ご紹介したいと思います。

 

 

この研究では・・・
脳卒中の患者さんを対象として
腕の動き、可動域(動く範囲)、
痙縮(けいしゅく)の程度など
肩関節に
関わる検査を行われ、発症後
1ヶ月、
3ヶ月、6ヶ月と経過を追っています。

 

 

その結果・・・
肩関節の痛みの発生率は、
1ヶ月時点で31%
6ヶ月時点では54%でした。


そして・・・
・腕のマヒが重度であること
・棘上筋の炎症があること


※棘上筋とは・・・
肩関節の上部の深いところに
ある筋肉です。


脳卒中後6ヶ月を経過したときに
肩関節の痛みがある方は、
(痛みを生じていない方に比べて)
この3つの要因が影響していることが
わかりました。


1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月の経過によっても
肩関節の痛みに関係する要因は
違いがあるようです。

 

 

この研究だけで全てを判断することは
できませんが、少なくともこの期間は
肩関節を痛めないようにするために
注意を払い、リハビリを行うことが
必要ということなのかも知れません。


この研究では影響の程度を
オッズ比で算出しています。


棘上筋の炎症はオッズ比が1に
近いところまで幅広くあるのも
気になるところです。


この研究では6ヶ月まで経過を
追っていましたが、それ以降は
どのような傾向にあるのか
調べてみたいと思います。

 

 

本コラムでは脳卒中の患者さんの
肩の痛みの危険因子についてを
解説しました。


本コラムが皆さまの何かの
お役に
立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(更新日:2022年8月5日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献
1)Kim YH, Jung SJ, Yang EJ, Paik NJ. Clinical and
sonographic risk factors for hemiplegic
shoulder pain: A longitudinal observational study.
J Rehabil Med. 2014 Jan;46(1):81-7.
doi: 10.2340/16501977-1238.
PMID: 24129640.

 

 

 

 

2022.09.27 Tuesday