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リハビリコラム

2022-03-17 15:07:00

脳卒中患者さんの転倒予防にはどんなリハビリがある?

 

こんにちは!
脳卒中・整形外科疾患の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の
市川です。

 

 

本日のテーマは脳卒中患者さんの
転倒予防についてです。

 

 

私が病院勤めだった頃、
患者さんに
一人で歩いても良いと
許可を出したときは転んでないか
ドキドキしたものです。

 

 

以前コラムで高齢者の転倒は運動で
予防できるのかを書きました。
前回のコラムをお読みになられていない方は
こちらをご覧ください!
>>転倒は運動で予防できる!?

 

 

脳卒中の患者さんの転倒予防には
どんな方法が
効果的なのか?
この疑問に答えた Denissenらの
論文を紹介したいと思います。

 

 

この研究では転倒予防の方法として、
運動、退院前の自宅訪問、眼鏡(レンズ)の
変更、歩行器の使用、経頭蓋直流電気刺激
などが挙げられています。

 

 

※経頭蓋直流電気刺激とは頭蓋骨の上から
 微弱な電気を流す方法です。

 

 

結果は・・・
運動によって転倒率が減少し、
経頭蓋直流電気刺激によって転倒者数を
減らすことがわかりました。

 

 

転倒率は一年間でAさんが転倒した数、
転倒者数はAさん、Bさん、Cさん・・・
といった人数の合計を表しています。

 

 

ここで気になる点があります

 

まず1点目です。
運動によって転倒率は減少しましたが、
発症から6ヶ月以上経過した慢性期の
場合は転倒率が減少しなかったのです。

 

 

2点目です。
運動、
経頭蓋直流電気刺激のどちらも
エビデンス(根拠)としてのの確実性が
低いことです。
つまり効果があると断言ができないのです。

 

 

最近では経頭蓋直流刺激は、一般でも
行えるようになりました。
メディアでも大きく取り上げられたこもあり、
日本神経生理学会では注意喚起を行っており、
使用にあたっては担当の医師などに
相談いただくのが良いのかなと思います。

>>経頭蓋直流電気刺激について

>>日本神経生理学会の注意喚起

 

 

転倒の原因は様々です。
脳卒中の方の転倒を予防するための方法は、
現時点では確立していません。

 

 

身体機能だけの一側面ではなく、
環境面の整備など様々な側面からの
アプローチで転倒予防の方法を
考えなければならないということかも
しれません。

 

 

皆さまの何かのお役に立てましたら
幸いです。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(更新日:2022年6月14日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献

1)Denissen S, Staring W, Kunkel D, et al.
Interventions for Preventing Falls in People
After Stroke.Stroke. 03 2020;51(3):e47-e48.
doi:10.1161/STROKEAHA.119.028157

2)理化学研究所ホームページ
https://www.riken.jp/press/2016/20160322_1/
(2022年3月17日閲覧)

3)日本神経生理学会ホームページ
http://jscn.umin.ac.jp/info/2019-03-28.html
(2022年3月17日閲覧)

 

 

 

 

2022.09.27 Tuesday