歩行専門の自費リハビリ施設「アルコネクト 」

”歩行専門”の自費リハビリ施設 「アルコネクト」

~維持ではなく改善を目指すリハビリを追求~

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リハビリコラム

2022-03-04 16:29:00

知っておきたい!リハビリに役立つ脳の話

 

こんにちは!
脳卒中・整形外科疾患の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です。

 

 

脳は大脳、小脳、脳幹などに
分けることができます。

その中でも小脳を例に、脳について

解説していきたいと思います!

 

 

小脳の機能はおおよそ4つに
分けることができます。

①平衡感覚・目の動き
②手・足・体幹(胴)の筋肉の調整 
③理解力・判断力などの認知機能
④喜んだりや悲しむなどの情動

小脳がダメージを受けると・・・
①~④の機能や調節がスムーズに
いかなくなってしまいます。

 

 

例えば・・・
小脳に脳梗塞や脳出血が起きると、
ペットボトルをとろうとしたときに、
手が震えてしまい、滑らかに手を
伸ばすことが難しくなったりします。

 

 

私が大学に在籍していた頃、
さきほど出てきた①~④のような
脳の部位ごとの機能を
一生懸命に覚えました。

しかし・・・
いざ現場に出るとその知識だけでは、
太刀打ちできませんでした。


それはなぜか・・・
脳の部位ごとの機能だけではなく、
脳は様々な場所がネットワークで
つながっていることも考えなくては
ならなかったからです。

 

 

脳の場所のどこでダメージがあるのかに
よって、リハビリの方法や環境だけでなく
言葉がけも慎重にならなければならない
こともあります。


だからこそ・・・
リハビリに携わる身として
脳のことを知ることが大切なのです。

 

 

最近、理化学研究所のニュースで
小脳の働きの
可視化に成功したと発表が
ありました。

可視化されたことで、小脳が運動を
どのように調整しているのかが
より鮮明にわかるようになり、
リハビリの現場での応用も
期待されています。

>>理化学研究所 小脳の可視化について

このように脳の研究はどんどん進んでいます。
それに合わせてリハビリに必要な知識も
どんどん増えていきます。

私は新しい知見にアンテナを張り、
情報を吟味した上で、患者さんや
利用者さんに還元できたらと
常々感じています。

 

 

皆さまの何かのお役に立てましたら
とても嬉しいです。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(更新日:2022年6月3日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献

1)大村優慈.リハに役立つ脳画像,p70~71.
 MEDICAL VIEW.2016

2)理化学研究所 小脳可視化の資料 (2022年3月4日閲覧) 

 

 

 

 

2024.04.16 Tuesday