歩行専門の自費リハビリ施設「アルコネクト 」

東京都北区東田端の歩行専門自費リハビリ施設「アルコネクト」

脳卒中(脳梗塞・脳出血)・骨折の後遺症・脊柱管狭窄症・

ひざの痛み・腰痛などのリハビリメニューをご提供!

OPEN 10:00-18:00   CLOSE Wed & Sun
 03-6693-0966
お問い合わせ

リハビリコラム

2022-09-13 11:09:00

パーキンソン病におけるピサ症候群の重症度と左右差の要因とは?

 

こんにちは!
歩行専門の自費リハビリ施設
ARUKONECT (アルコネクト)の代表
市川です!

 

 

本コラムではパーキンソン病
患者さんの
姿勢崩れの1つである
ピサ症候群の重症度と左右差の要因を
解説していきたいと思います。

 

 

そこで今回はHuhらの論文を
紹介したいと
思います。

  

 

この研究では・・・
体幹傾斜が10°以上あるピサ症候群を
呈するパーキンソン病患者さん54名が
参加しています。



参加された患者さんは、
・SVV(自覚的視覚性垂直位)
・BBS(バランス)
・UPDRS-Ⅲ(運動症状)
・MMSE(認知機能)
・レボドパ服薬量
・背部痛 
 などが検査・調査されました。
 

※SVVというのは実際の垂直位と
自分自身が感じる垂直位
(客観的垂直位)のズレを計測する方法です。



検査・調査されたデータを基に
ピサ症候群の重症度や傾く方向(左右)を
決定する要因について検討しています。

 

 

その結果・・・
①SVVが右側へ傾いている患者さんは
 SVVが左側へ傾いている患者さんに
 比べて体幹の傾斜が強い

②運動症状の少ない側へ傾く患者さんは
 運動症状の非対称性スコアが高い

③右側に体幹傾斜がみられる患者さんは
 SVVも右側へ傾斜している

④運動症状が右側に強いと左側へ傾く


この4つのことがわかりました。

 

 

パーキンソン病患者さんに
みられる
姿勢の崩れ。


その要因によってリハビリの内容も
変えなくてはならないのかも
知れません。


またSVVは研究のような
測定環境でなくてもバケツ法と
呼ばれる方法を用いることで現場で
実践されやすいのかなと
思っています。

 

 

本コラムでは
ピサ症候群の重症度と左右差の要因を
解説しました。


本コラムが皆さまの何かの
お役に立てましたら幸いです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

(更新日:2022年9月13日)
(執筆者:市川 貴章) 

 

 

参考文献
1)Huh YE, Seo DW, Kim K, Chung WH,
Kim S, Cho JW.
Factors Contributing to the Severity and
Laterality of Pisa Syndrome in
Parkinson's Disease.
Front Aging Neurosci. 2022
Jan 3;13:716990.
doi: 10.3389/fnagi.2021.716990.
PMID: 35046790; PMCID: PMC8761952.

 

 

 

 

2022.09.27 Tuesday